Fタイプ試乗、ジャガーのイメージが変わる硬派ぶり
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
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もちろんそれはリスクも伴い、正直日本で新生ジャガーサルーンを頻繁に見かけるかというとさほどでもない。だが、世界では着実に成功しており特に新興国、中でも中国だ。2013年、ジャガー&ランドローバーは中国で9万5000台も売り、これは日本の輸入ブランドトップのVWの倍近い。実際現地ではレクサスを凌ぎ、メルセデス・ベンツに継ぐプレミアムグループ4位となりまさに大成功。
要するに新時代のブリティッシュネス(英国らしさ)は、新興国を中心に着実に支持され、トヨタ以上の「REBORN」を着実に果たしつつあるのだ。その最終ウェポンがこのFタイプであり、だからこそ“悪役”などと尖ったマーケティングまで出来ているというわけ。
確かにジャガーはここ30年間、XJ-SやXKといったスポーツモデルを作り続けてきたが、デザイン、素生、乗り味は若干サルーン的だった。本格硬派2シーターとしては1960年代生まれのEタイプ以来であり、まさに50年ぶりの懐かしくも猛烈に新しいスポーツカーなのだ。
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