【悲報】2000万円「レクサス LM」もう売り切れ! ウルトラ豪華ミニバンが上々の発進
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 45
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レクサスの超高級ミニバン「LM」が正式発表され、注文が始まりました。ローンチ時点では、国内向けは「LM500h エグゼクティブ」(4WD、4人乗り)のみの展開。価格は大台の2000万円となっています。
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新型LMは中国やアジアを中心に2020年に発売された初代LMに続く2代目で、モデル名は「ラグジュアリームーバー」から。最新のレクサスに共通する、グリルと周囲のボディパネルがシームレスにつながるスピンドルボディや、ボディサイドの水平基調のベルトラインや彫りの深いキャラクターラインなどで姉妹車の新型アルヴェルと差別化を図っています。
…少し前まで中~大型ミニバンと言えば、いかにも空力ハンデのありそうな“デカい箱”的な印象がぬぐえなかった気がしますが、ある意味で独自の空力フォルムに到達した感が出てきているのは驚きです。
LMの場合、よりゆとりを与えられた前後のオーバーハング長や全幅を活かしつつ、車両後方への空気の流れを適正化。整流版や段差少ないピラーで風切り音を抑制、操縦安定性や直進安定性、乗り心地まで高めているとするあたり、潤沢な開発費でミニバンのウイークポイントが克服されつつあるのを感じます。
今回発売されたエグゼクティブラウンジの見どころはやはり、ショーファードリブン(運転手付きのクルマ)に特化して、2座のみで構成された後席とその空間。オットマンや大型ヘッドレストを備えた独立シートはエアマッサージ機能も内蔵。シートヒーターがオットマンやアームレストにまで内蔵されるほか、頭上には解放感を高める左右独立のガラスルーフも備わります。
また、前席と後席は48インチ大型ワイドディスプレイや冷蔵庫を設えたパーティションで仕切られ、パーティションの上部は昇降と調光が可能なプライバシーガラスになっているなど、飛行機のビジネスクラスを上回るアメニティも満載。
ボディには新GA-Kプラットフォームを採用し、メカニズムなどを全面刷新、従来比1.5倍のボディねじり剛性を達成。レクサス初の周波数感応バルブ付きAVS(電子制御サスペンション)を採用し、速度を問わず上質な乗り心地を実現しているとのこと。ホイールは19インチと17インチが設定されます。
LM500hに搭載されるのは2.4Lガソリンターボに6速ATとモーターを組み合わせた“1モーター多段パラレルハイブリッドシステム”で、リアには高出力モーターのeアクスルを配置。燃費は13.5km/Lとなっています。※アルファードのエグゼクティブラウンジ(ハイブリッド仕様・4WD・7人乗り)は16.5km/L。
先進運転支援技術では、約40km/h以下での渋滞時ハンズオフ機能やリモート機能付きの前後駐車支援、ソフトウェアの無線(OTA)アップデート、前後ドライブレコーダーなど最新の装備が充実。
…ちなみに複数の販売店に聞いてみたところ、先行受注枠はとっくに埋まっているとのお答え。次回枠の受注開始がいつになるかは今現在はわからず、納期が見通せないため見積もりは出せても成約まではたどり着けないそうで、ディーラーマンの一人は「増産してほしいんですけどねえ…」と嘆いておりました。
試乗車が用意されるのも2024年1月予定(メーカーHPに記載)とのことなので、実車だけでも確認したいという人は、来週末開催のジャパンモビリティショーに期待したほうが良いかもしれません。また、海外では設定のある3列モデルについては「日本にも最終的には入ってくるはず」という回答が多かったことも申し添えておきます。
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