デトロイトショーまとめ 注目モデルを一挙解説
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:Kimura Office
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:Kimura Office
日本車メーカーからも、華やかな話題が提供された。スバルはロサンゼルスで「WRX」を登場させたのに続き、デトロイトショーでは高性能版の「WRX STI」を発表した。「WRX」のコンセプトカーのボディカラーが赤だったため、海外のメディアからは「なぜ、ブルーにしないのか」と不評だったが、ブルーはこのためにとっておいたのかと思うと納得できる。ブルーのボディにゴールドのBBS製18インチホイールが映える仕様は「ローンチエディション」。黒のアルカンターラのサイドにブルーのアクセントが入ったシートや、ショートストローク・シフトなどを備える。
「WRX」が268psの2L直噴エンジンを積むのに対し、「WRX STI」は309ps/400Nmを発揮する2.5L水平対向4気筒ユニットに6速MTを組み合わせて搭載する。トルクベクタリング機構、スバル自慢の4×4機構「シンメトリカルAWD」など、パワートレインのみならず、駆動系もスポーティな走行を助ける。
トヨタからは、次期スープラとの呼び声も高い「FT-1」が発表された。昨年までトヨタは別会場で記者発表をしていたが、今年はホールの拡張に伴ってトヨタ・ブースでプレスカンファレンスが行われた。キャルティの40周年を記念したデザイン・スタディというだけに、意欲的なデザインを纏う。ミドに積まれたエンジンのカバーは透明だし、リアウイングはポップアップ式を採用するなど、「これぞ、スポーツカー!」と言わんばかりのエクステリアデザインだ。
インテリアも、カーボン複合材を多用したり、ヘッドアップ・ディスプレイを採用するなど、未来的な雰囲気の演出に余念がない。スペックの詳細は明かされていないが、近年のスポーツカーの例に漏れず、グランツーリスモとのコラボを行った。ブースには真っ赤なグランツーリスモのシミュレーターが設置されており、FT-1の走りをバーチャルで体験できた。社長の豊田章男氏もグランツーリスモ上で「FT-1」を試しており、「高い評価をした」そうだ。
昨年末に「デトロイト市が破産」というニュースが流れたときには、デトロイト・ショーもどうなることかと心配した。が、フタを開けてみれば世界最大級の市場であるアメリカの景気が向上しつつあり、アメリカの好調ぶりが世界中の自動車メーカーを活気づけていることが浮き彫りになったショーだった。
【動画】スバル WRX STI
【動画】トヨタ FT-1×『グランツーリスモ6』
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
Moto3フランス決勝|ダビド・アロンソ終盤に一閃、今季3勝目でランク首位接近。山中琉聖が上位争い7位
ようやく過去のモノにできる……F1初優勝ノリス担当マクラーレンエンジニア、雨で勝利落とした2021年ロシアGPの“呪縛”から解放
ランチア新型「イプシロン」欧州で注文開始! EVに加え48Vハイブリッドも用意する高級コンパクトカーの“気になる価格”とは
新型「GT-R“R36”」まもなく公開へ!? 1000馬力の“4.1リッターV6”搭載!レトロな「旧型風デザイン」もカッコイイ「和製スーパーカー」の正体は?
「ランボルギーニ」が後続を引き離し勝利! SUPER GT第2戦富士GT300クラスもドラマがありました
15番手から追い上げ、3位獲得の日産ローランド「2~3周走ってすぐに、良い感触があった」
「NSX-GTよりもストレートは速い」 スーパーGTに新規参戦するシビックタイプR-GTの開発陣&ドライバーを直撃した
ヤマハ:母国GPのクアルタラロがQ2ダイレクト進出。リンスは新しいタイヤ戦略をテスト/第5戦フランスGP初日
ホンダ:苦戦ながらも「ポジティブな要素に焦点を」とミル。マリーニは僚友に一歩近づく/第5戦フランスGP初日
JLR ディスカバリーの25MYの受注開始。パワートレインは3.0L直6ディーゼルターボ+MHEV一択に
F1からeVTOLへ……ふたつのプロジェクトの共通点は「失敗を恐れてはいけない」ということ
「走り屋」「アウトドア派」「サーフ&スノー派」全部に愛された! 初代セリカ・リフトバックのカッコ良さがいま見てもヤバい
若者も注目するアメ車の“異世界”。「ジープ ラングラー」大幅値下げ戦略と日本で人気上昇の背景
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?