贅沢で欲張りなアウディ。A7&RS7スポーツバックに試乗!
掲載 更新 carview! 文:河村 康彦/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:河村 康彦/写真:小林 俊樹
まずは、ミトスブラックメタリックのオプション・ボディカラーに、やはりブラック基調のインテリアカラーを組み合わせた「3.0 TFSI クワトロ」から。こう文字にしてしまうと、何とも暗くて面白みに欠けるとも解釈をされてしまいそうだが、実はそのインテリアでは巧みな「ジミハデさ」が演じられていた。
その重要な役割を担っていたのが、オプション装着されていた「アルミニウム・ビューフートウッドブラック(43万円)」なる長い名称のデコラティブパネルだ。ピアノブラック調のベース部に細いメタリックの横縞ラインが加えられたこのパネルが、ダッシュボードやドアトリム、コンソールの一部などに配されたことで、ブラック基調でありつつもビジネスライクな雰囲気が見事に一掃されていた。
アウディ車には、世界に1台の仕様を作り上げるオーダーメイド・プログラム「アウディ エクスクルーシブ」が設定されている。が、そこまで凝らなくても多彩な通常オプションの範囲内で、それに準じた自分好みの仕様を得ることも可能なのだ。
例えば、A7スポーツバックでは前出のデコラティブパネルが7種類で、ボディカラーは11色から選択可能。さらにインテリアの素材とカラーも……となれば、この範囲の中だけでも「自分好み」を仕上げられる可能性は、大いに高い。
このあたりも、アウディが真のプレミアム・ブランドであると、世界で認められる一因であるはずだ。
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