セダンの魅力を再確認!マツダ6のグレード選びを徹底解説
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:マツダ 86
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:マツダ 86
>>マツダ6 セダンの詳細はこちら
>>マツダ6 セダンのグレード詳細はこちら
>>マツダ6 セダンの中古車相場はこちら
>>マツダ6 セダンのユーザーレビューはこちら
「マツダ6 セダン」は、マツダ「アテンザ」の車名で販売されていたとの車名で販売されていたマツダのフラッグシップセダンが、2019年7月に一部改良を受けつつ「マツダ6」へと改名されたモデル。
昨年2022年は初代アテンザのデビューから数えて20周年、現在のマツダ6と同型車である最終型アテンザの登場から数えて10周年という、アニバーサリーイヤーでした。
それゆえ「設計年次が新しい車」ではないのですが、世の中がある意味「SUVだらけ」になった今となっては、オーセンティックなセダンとしての価値が増しているようにも思えます。ということで、デビューから20周年あるいは10周年を越えたマツダ6の魅力について、今一度チェックしてみることにしましょう。
マツダの新世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)」と、新たなデザインテーマ「魂動」を採用したフラッグシップモデルとして最終型アテンザが登場したのは、2012年11月のこと。
当初のパワーユニットは2.0Lまたは2.5Lのガソリン直噴エンジンと、2.2Lのディーゼルターボエンジンで、ボディサイズは全長4860mm×全幅1840mm×全高1450mmというなかなか立派なものでした。
>>マツダ6 セダンの詳細はこちら
>>マツダ6 セダンの専門家レビューはこちら
現在販売されている各グレードに搭載されるパワーユニットは、最高出力156psの2L直4ガソリンエンジンと、同190psの2.5L直4ガソリン、そして4.5L車並みの極太トルクを発生する最高出力200psの2.2L直4ディーゼルターボエンジンの3種類。
トランスミッションは全車6速ATで、駆動方式はFFが基本ですが、ディーゼルターボ車では「i-ACTIV(アイアクティブ) AWD」と呼ばれるシステムを備えた4WDも選択可能。i-ACTIV AWDは、路面状況やドライバーの意図を先読みし、前後トルクを100対0から50対50の範囲で瞬時に連続可変させる電子制御のアクティブオンディマンド4WDです。
マツダ6はマツダのフラッグシップセダンですから、当然ながら運転支援システムや各種装備も充実しています。安心感のある走りを実現する「G-ベクタリング コントロール プラス」は全グレードに標準設定され、ベーシックなグレードである「20S」と「XD」以外は全車、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付)」や「アダプティブ・LED・ヘッドライト」、「360°ビュー・モニター」等々が標準装備となります。
そしてマツダ6は走行性能および走行フィールに関しても、ひたすら上質です。乗り心地とハンドリングのバランスの良さはクラストップレベルといえるもので、トルクフルな2.2Lディーゼルターボエンジンはアクセルペダルを深く踏み込まずとも十分以上の加速をするため、長距離を運転する場合でも疲れ知らず。
そして2.5Lガソリンエンジン搭載車は、もちろんディーゼルターボほどの極太トルクではないのですが、「自然な速さ」とでも呼ぶべきフィーリングが好印象です。
現在販売されているマツダ6(セダン)のグレードと価格は下記のとおりです。
【ガソリンエンジン】
●20S|2WD|296万2300円
●25S Sports Appearance|2WD|351万7800円
●25S L Package|2WD|385万8800円
【ディーゼルターボエンジン】
●XD|2WD|338万2500円
●XD|4WD|362万2300円
●XD Sports Appearance|2WD|389万8400円
●XD Sports Appearance|4WD|413万8200円
●XD L Package|2WD|427万7900円
●XD L Package|4WD|451万8800円
●XD 20th Anniversary Edition|2WD|442万2000円
●XD 20th Anniversary Edition|4WD|466万2900円
上記のうちガソリンの「20S」とディーゼルの「XD」はそこそこの装備が省略されているベーシックグレードで、「Sports Appearance(スポーツアピアランス)」はさまざまな装備を充実させたうえで、ブラックメタリック塗装の19インチホイールなどを採用するスポーティ仕様。
そして「L Package」は、7インチマルチスピードメーターや電動リアウインドウサンシェード、ナッパレザーのシートなどが標準装備となる上級仕様です。さらに20周年を記念した特別仕様車「XD 20th アニバーサリー エディション」は専用内外装のほか、特別塗装色第4弾となる専用の新色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」が用意されています。
おすすめとなるグレードは「20SとXD以外ならどれでも」ということになるかと思います。20SとXDも悪くはないのですが、せっかくの上質なフラッグシップセダンなのにシート表皮はクロスで、その他の装備も標準状態ではいささか寂しいため、お好み次第ではありますが、基本的にはやめておいたほうがいいでしょう。
>>インテリアをもっと見たい方はこちら
>>グレードごとの装備をもっと知りたい方はこちら
そのうえで、基本線としては「ラグジュアリーなL Packageを選ぶ」というのがマツダ6のグレード選びにおいては王道であり、「でも自分はスポーツセダンっぽいアピアランスの車が好きだ」というのであれば、まさに文字どおりの「Sports Appearance」をお選びになればいいでしょう。またご予算に若干余裕があるのであれば、アーティザンレッドプレミアムメタリックの「XD 20th アニバーサリー エディション」もシブいチョイスです。
パワーユニットはガソリンとディーゼルターボのどちらでも良いとは思いますが、イチ推しはやはり鬼太トルクのディーゼルターボです。そしてガソリンエンジンを選びたい場合は2Lよりも2.5Lのほうが、セダンのキャラクターには合っています。
ライバルとなるのは、似たサイズ感のトヨタ「カムリ」でしょう。
現行型のカムリはTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)という考え方のもと、プラットフォームに加えてパワートレインも一体的に新規開発されたモデルですので、乗り味の良さはマツダ6に匹敵する部分も大です。それに加えてハイブリッド専用車である日本市場のカムリは「燃費がかなりいい」というのもメリットになります。
>>トヨタ カムリの詳細はこちら
>>トヨタ カムリのユーザーレビューはこちら
>>トヨタ カムリのグレード詳細はこちら
具体的なWLTCモード燃費は、マツダ6の場合はディーゼルターボ車でも17.0~17.8km/L、ガソリン車だと14.2~15.0km/Lにとどまるのに対し、カムリは売れ筋のグレードでも21.6~24.3km/Lであり、「X」というエントリーグレードでは21.6~27.1km/Lをマークします。このあたり、つまり燃費も重視したいのであれば、選ぶべきはマツダ6ではなくカムリである――ということになるでしょう。
しかし人がパンのみで生きているわけではないのと同様に、車も燃費だけがその価値を決定づけるわけではありません。マツダ6のなんともエレガントな内外装デザインと、しっとりと落ち着いた走行フィール、そして特にディーゼルターボエンジン搭載車の場合の極太トルクがもたらす味わいは、多少の燃費差を補って余りあるほどの魅力である――という見方もできます。
このあたりをどう考えるかに「絶対的な正解」はないため、「マツダ6のほうが絶対に優れている」と言うことはできません。
しかし少なくとも“エレガンス”という、セダンにとっては非常に大切な要素を重視したいと考えているのであれば、選ぶべきはマツダ6であるといえます。
モデルライフの超末期ではありますが、その分だけ熟成され尽くしているともいえますので、マツダ6のことが気になってご検討中の方は、そのまま「我が道を行く」というスタイルを貫くべきでしょう。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
【クラシック オブ ザ デイ】最もホットなメルセデスW124とは「500E」ではなく15台限定の「メルセデス E60 AMGリミテッド」だ!
15年ぶりに「インテグラ」復活!? 「スポーティ“ハッチバック”」の実車展示に「好き」の声多し! 6速MTもある名車、米国登場の反響は?
GRヤリス×GR-DAT公道試乗レポート! 気になる改良ポイントは?
平均年収約458万円… 1800万円の「レクサスの最上級SUV」は買えないのでしょうか? 4人だけが乗れる「LX EXECUTIVE」を愛車するために必要な年収とは
ソフトタイヤだけの使用に限定しても、オーバーテイクは増やせない……ピレリ、”抜けない”モナコ対策に白旗「我々にできることはあまりない」
横須賀に「新スマートIC」計画進行中! 三浦半島がもっと便利に!? 横浜横須賀道路「横須賀PA」直結工事はいつ始まるのか
URBAN DRIVESTYLE「Unimoke MK Surf」 サーフボードスタンドを備えた限定モデル登場
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]「低予算でスピーカーだけを交換」or「お得にデッドニングまでを実行」!
マツダ アイコニックSP【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
【最新アクセサリー通信】スタイリッシュなだけでなくハンドリングが向上するヴェゼル用18inアルミ登場
オジエが白熱首位争いでリード拡大。勝田はマシントラブルでデイリタイアに/WRCイタリアデイ2
スズキが軽SUV「ハスラー」の「クーペ仕様」を提案! 悪路も走れる「スポーツカー」に変身! 斬新モデル「ハスラークーペ」登場に期待大
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円