新型レガシィB4に試乗! …本質は変わらない
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
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そうした考えが単なる想像ではないことは、実際にコーナリングをすれば判る。今回は残念ながらまだワインディングを存分に走ってはいないものの、新たなフロント・サスとインプレッサで採用されたリア・サスによって構成される新たなシャシーの実力の高さを垣間みることができる。
交通量の少ない首都高を比較的早いペースで走らせた時の印象は、あくまでもコンフォート性を失わないながらも先代以上にしっかりとコーナリングしている感覚。そう、今はまだ感触そのものはかつてからすれば穏やかに思えるものの、実質的な速度などで見れば明らかに先代を凌いでいるのである。ならば少し味付けを変えるだけで、そこにはさらにスポーツマインドに満ちた感触を生みだすことも容易いだろうと想像できるわけだ。
2.5リッターターボと5ATの組み合わせも悪くない。これまでより低速でトルクアップしているがゆえの扱いやすさが際立つし、以前よりも確実にアクセルの踏み込み量は少ないから気持ちも軽い。デフォルトとなるインテリジェントモードでも物足りなさは感じない。それでいてアクセルを大きく開ければ、爽快かつ滑らかながらも力強さがしっかりと得られるのだ。
そう考えると、僕は新型レガシィをひとつの“踏み絵”のようなものではないかと現時点では結論づけておきたい。それはつまり、「目に見えるものが全てではない」といえる存在だからだ。どういう意味か? 見た目は確かに大きく見えるし、それがゆえにフォルムも変化している。しかし、そうしたことがクルマの性格を根本から変えてしまう要素にはなっていない、ということだ。
走らせてみて、それは判ること。少なくとも僕は実際に走らせてみて、そこにスバルの味もレガシィの味も、確かにあると思えた。ただしそれらの表現が今までとは少し違う。だが、時折垣間見せるものには確かにスバルを、レガシィを感じるのである。
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