新型N-BOXがロケットスタートで首位獲得。日産問題の影響は?【マーケット概況・9月】
掲載 更新 carview!
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自動車メーカーにとって9月は、2017年度上期(4-9月)の締めとなる月。この半年内に各メーカーからはさまざまな新型車が登場しているが、その売れ行きはどうだったのか。9月単月と上期(4-9月)の新車販売を振り返りながら見ていこう。
まず乗用車、貨物車、軽自動車も含めた9月の総台数は、前年同期比15.3%増の49万5189台と大幅な伸びをみせた。登録車のうち、普通乗用車(3ナンバー車)については前年比で2.2%減とやや落ち込んだが、小型乗用車(5ナンバー車)は8.2%の伸びを示した。
普通乗用車の落ち込みは、販売上位の「トヨタ プリウス」が前年比約34%減となるなど、発売から1年以上が経過しているクルマの落ち込みが大きかったため。対して小型乗用車は「トヨタ シエンタ」などデビューから時間が経過したモデルの落ち込みを、「日産 ノート」や「ホンダ フリード」といった新しいモデルが補い、伸びを維持した。
一方、軽乗用車は前年比11.5%増の14万1802台と大幅な伸びを示した。この大きな要因となったのは、8月にフルモデルチェンジした「ホンダ N-BOX」。登録台数は、前年比約32%増の2万6983台を達成した。
2017年上期の新車販売は、前年比7.7%増の248万2835台で5年ぶりの増加となった。登録車は前年比4%増の160万7978台で3年連続のプラスを達成。軽自動車は15.1%増の87万4857台で4年ぶりにプラスに転じた。2017年上期は登録車、軽自動車ともに追い風に恵まれ、好調な結果となった。
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