元ISオーナー島下泰久 進化したISに微笑む!?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:篠原 晃一
レクサスのランニングチェンジは、内外装のお色直しだけでお茶を濁すようなことはしない。今回の変更も、目玉は走りの熟成だ。
最初に乗ったIS250・バージョンSは、まず直進時のステアリングの重みが増しているのが解る。直進時の安定感を増すために電動アシストの制御を見直したということなのだが、確かにその効果は感じつつも、ごく低速域などでは、2006年の小変更でクリアさを増したステアリングフィールに再び添加物が加わってしまった感も否めず、評価は難しい。
しかしながら、そのステアリングを切り込んでいくと、そこには一点の曇りも無い大きな歓びが待っていた。ノーズの反応がこれまでに無く素直なのだ。従来のISも反応は俊敏だったが、かなり飛ばすのでない限り、どっしり地面に根を生やした後輪を軸にノーズが振り子のように左右に振れるような印象だった。しかし新型は、ドライバーを中心とした感覚で、前後輪がバランス良く向きを変えていく。
この違いの一番の要因は、リアのサスペンションメンバーの取り付け位置を下げ、ロールセンターをやや高めとしたこと。こうすると理屈としては限界近くでのリアの接地性は落ちるが、そこまでの動きがリニアになる。限界云々という話には、前後スタビライザーの強化で限界そのものを高めることで対応している。
少なくとも日本のワインディングロードが舞台ならば、この変更は歓迎すべきものだろう。実は私自身も、デビュー当初に購入して乗っていたIS350・バージョンSの一番の不満が、まさにこの点だった。それが遂に解消されたのは、何だか我がことのように嬉しいのだ。
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