新型セレナ、買うならガソリンとe-POWERどっちがオススメ? 納期には要注意
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:日産自動車 32
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2022年11月に登場した新型セレナには、先代モデルと同様、ガソリン車とハイブリッド車「e-POWER」が設定されています。
2.0Lの直列4気筒エンジンを搭載するガソリン車は、13.0km/L(「X」のみ13.4km/L)の燃費性能を持ち、276万8700円というリーズナブルな価格が魅力です。
今春発売が予定されているe-POWERは、18.4~20.6km/Lという高い燃費性能と、モーターならではの力強い走り、そして豪華な装備を備え、「プロパイロット2.0」などの先進安全装備も充実した「LUXION(ルキシオン)」を設定するなどこちらも魅力的です。
ガソリンモデルもe-POWERもどちらもメリット・デメリットがありますが、実際に購入する際はどの点に注意して選ぶとよいのでしょうか。
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今回は、ガソリン車とe-POWERそれぞれの売れ筋グレードである「ハイウェイスターV」を例に比較してみます。
内外装のデザインはどちらも大きく変わりません。特に、エクステリアでは、リアに「e-POWER」のエンブレムがあるかどうか程度の違いにとどまっているほか、インテリアもハイブリッド車にはフロントセンタートレイが備わっている点以外に大きな違いは見られません。
一方、燃費性能は大きく異なります。「ハイウェイスターV」のWLTCモード燃費は、ガソリン車が13.0km/L、ハイブリッド車は19.3km/Lとなっています。
ガソリン価格を160円/Lとした場合に1万km走行した際に掛かるコストは、ガソリン車が約12万3077円、ハイブリッド車が約8万2902円となり、その差は約4万175円となります。
車両価格は、ガソリン車が326万9200円、e-POWERが368万6100円となっており、41万6900円の差があります。ガソリン代で差額を埋めようとすると、年間1万kmの走行を10年間続ける必要があります。
自動車税などの税制面でもハイブリッド車が有利となるため、実際にはさらに短い期間で車両価格の差額は埋められると考えられますが、それでもかなりの頻度で使用しないと「元を取る」というのは難しそうです。
ただ、リセールバリューを考慮すると話は少し変わってきます。
新型セレナに対して、メーカーが設定している3年後の残価率を見ると、ガソリン車が約57%、ハイブリッド車が約65%となっています。残価率から計算すると両車の価格差は3年後にはほぼ埋まるため、車両価格を判断基準にする必要は薄いと言えそうです。
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ガソリン車には4WD仕様が設定されていますが、e-POWERには4WD車の設定がありません。つまり、4WDが必須となる場合には必然的にガソリン車を選ぶことになります。
また、最上級仕様のルキシオンはe-POWERのみの設定となります。ルキシオンを選ぶ場合も、パワートレインは必然的に決定されることになります。
それ以外の点でパワートレインを決めるのであれば、やはりドライビングフィールや走行時の騒音など、実際に走った際の感覚がポイントとなりそうです。
走りという意味では、モーターの特性を活かしたe-POWERのスムーズな加速感や静粛性は大きなメリットです。一方、ガソリン車でも普段使いには必要十分なパワーがあり、軽快な走りも魅力であるため、しっかり試乗をして決めることが重要です。
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このように、ハードウェアの部分ではガソリン車もe-POWERもそれぞれ特徴がありますが、大きく異なるのは納期です。
2023年3月時点では、ガソリン車の納期は1か月~3か月程度となっていますが、e-POWER車は半年程度が見込まれており、大きな差があるようです。
納期状況は改善傾向にあるといいますが、ファミリーカーの代表格であるセレナにとって、納期があまりに長いのは致命的です。
じっくりと待つことのできる場合は別ですが、納期を優先したい場合は必然的にガソリン車を選ぶことになりそうです。
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