魅力は希少性? ホンダ最新の技術を備え高級車化したアコードを解説する
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業 49
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業 49
ホンダ「アコード」は、ホンダが1976年から販売を続けているミドルクラスの乗用車。とはいえ、かつては小さな車だった「シビック」がミドルクラスへと移行した関係で、近年のアコードは「アッパーミドルクラス」に属する一台に変化しています。
現在販売されているのは2020年2月に発売された10代目のアコードで、低重心な新型プラットフォームに、2モーター式ハイブリッドシステムとファストバックスタイル(ルーフラインがなだらかに傾斜していくスタイル)のセダンボディを組み合わせています。
ボディサイズは、主に北米と中国でバカ売れしている車種だけあって、全長4900mm×全幅1860mm×全高1450mmというなかなかのサイズ。Aピラー(フロントの柱)を後方に移動するなどして伸びやかなスタイリングを実現し、ボディサイズの分だけ室内空間も広大。ちなみに573Lというトランク容量は、ハイブリッドセダンとしては世界最大です。
ブラックのほかにアイボリーも選べるインテリアは「コンサートホールをイメージした」という上質な空間。操作系の手触りの良さや見やすさにもこだわった仕上がりで、本革シートを含むレザーインテリアが標準装備です。
日本仕様のパワーユニットはハイブリッドのみ。最高出力145psの2.0L直列4気筒エンジンは主に発電に徹し、幅広い領域をモーターのみで走るという2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」が採用されています。
そして前後のサスペンションは新開発されたもので、4つの車輪ごとの回転速度や車両挙動などをリアルタイムに検知し、1/500秒単位で最適な減衰力を算出する「アダプティブ・ダンパー・システム」を採用。シーンに合わせてドライブモード(スポーツ/ノーマル/コンフォート)を切り替えることで、スポーティなハンドリングと快適な乗り心地の両立が可能になっています。
ちなみにWLTCモード燃費も22.8km/Lということで、このクラスのセダンとしては優秀だといえるでしょう。
そのほかでは、道路の継ぎ目を越える際などに起こる不快なロードノイズを低減し、静粛性を高めるという「18インチ ノイズリデューシングアルミホイール」や、3つのオーディオスピーカーから車内騒音とは逆位相の音を出すことでノイズをキャンセルする「アクティブノイズコントロール(ANC)」も、現行型アコードの“高級車”といえる部分を支えています。
そして衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリングなどがセットになった運転支援システム「Honda SENSING」は、当然ながら最新バージョンが標準装備です。
次のページ>>巨大マーケットの北米ではガチンコのカムリと比べると?
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
FIA F2、FIA F3が2025年開催カレンダーを発表。開幕は共にメルボルンに
建設中の「上尾道路」を“迂回路”に 東京ー群馬の大幹線“最後の区間”に近接「もう一つの高架橋」計画始動へ
マツダが「新型SUV」24年後半発売!? ゴツゴツデザインの「CX-50 HV」導入へ 日本はgas登場!?
コーティングに革命! 時短・簡単・効果抜群な秒速コーティングが自分でできる「ウルテカコート」
ハスクバーナ新型「スヴァルトピレン801」試乗 独特デザインのまま2気筒エンジンのスポーツネイキッドに
年収は最低いくら必要!? “500万円台から”のトヨタ高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」を買える“幸せな家族”の世帯年収とは
[新型フリード]は大幅刷新でライバル大ピンチ!! 月間販売1万8000台超の[シエンタ]人気の理由
ウラカン後継モデルは新V8ツインターボ搭載のHPEVに!ランボルギーニ、登場予定の「634」用パワープラントを公開!
鈴鹿8耐の応援は「ヨシムラ スズキ サポーターズ応援テラス」にて!41,800円でTシャツほか特典付き
ヤマハ発動機、ライダーに音で後方状況を教える新技術「感覚拡張HMI」を開発
ホンダ、EV「0シリーズ」7車種の投入スケジュールが判明
角田裕毅に完勝するのがレッドブル入りの条件。リカルドはもう“手遅れ”なのか? マルコ博士に聞く「残念ながら今のところは……」
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった