今買いたいロードスターはコレ! NBはライトウェイトスポーツの完成形だ
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一
今回ボクは歴代のロードスター全てに乗ることができた。その経緯は昨年末の現行NDロードスターのマイナーチェンジと、マツダが新たに始めた「NAロードスターレストアサービス」がリンクしたから。この機会に「全てのロードスターに乗ろう!!」という企画になったのだ。
それと同時にボクが偉いと思ったのは、マツダが初代ユーノス・ロードスター以外にも歴代車輌を動態保存していることだった。通常現役を退いた車輌は直接的な宣伝活動には役に立たないわけで、企業として考えれば単なる税金のムダ。もちろんロードスターは「世界で一番売れたオープンスポーツカー」だから、マツダが歴代車輌を保管するのは当然のようにも思える。そして今回のようにメディアがこれを取り上げれば、ブランディングとしては成功だと言えるのだけれど、果たしてそれが功を奏するか? というのはまた別な話であり、普通に考えれば思い切れないことである。
なぜなら大衆車メーカーであるマツダは、スポーツカーメーカーのように過去を遺産化してプレステージを高めることが、業績につながるメーカーではない。プレミアムシフトへの道を模索しているフシは確かにあるけれど、ともあれ今回マツダがNAロードスターをレストアしたり、歴代車輌を動態保存したのは、それが直接的な理由ではないと思うのだ。そもそも論として、マツダがロードスターを大好きであり、そのオーナーたちを愛しているからだと思うのである。前置きは長かったけれど、ボクはこれが言いたかったのだ。さぁオープントップを開け放って、歴代ロードスターの試乗を開始しよう。
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