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【本音を言え!】ディフェンダーの頂点・V8搭載モデルに試乗。あと300万円払う価値はあるか?

【本音を言え!】ディフェンダーの頂点・V8搭載モデルに試乗。あと300万円払う価値はあるか?

ディフェンダー110 V8 カルパチアンエディション

高いが、圧倒的パワーと官能的な振動と音がある

どちらのV8がよいかということよりも重要なのは、とにかくV8がディフェンダーに載ったということだ。アクセルペダルを積極的に踏み込んで3500rpm以上に達すると、P525のV8サウンドは、野太さはそのままに音階と音量が上がり、同時に陶酔するような加速Gをもたらす。軽量なスポーツカーがもたらす健康的な加速の魅力に比べ、V8のSUVが与えてくれる魅力は罪悪感たっぷりだ。加速する度、ドライバーに「本音を言え。こういう加速が欲しかったんだろ?」と問うてくる。

2.4トンの車体を痛痒なく走らせるという意味では、3L直6ディーゼルターボエンジンを搭載したD300でも不足はない。P525以上の最大トルクをより低い回転域で発揮するし、ディーゼルとは思えぬほど静かで、振動もよく抑えられている。もちろん燃費はよりよく、さらに燃料代も安い。

けれどもV8には、ディーゼルでは決して味わうことのできない高回転での盛り上がりがある。D300に対し300万円以上余計に支払うのなら、特別な速さと本能に直接訴えかけてくるような音と振動の刺激が欲しいじゃないか。ディフェンダーV8にはそれがある。

V8搭載で獲得した最高出力525ps、最大トルク625Nmを、このオフローダーはしっかりと路面に伝えることができるのか。これが想像以上にしっかりと走行できたので驚かされた。俊敏とは言わないが、ワインディングロードで狙いどおりのラインをトレースすることができる。ボディ剛性の高さが正確なハンドリングを可能にしている。

後日試乗した90のほうが110に対しホイールベースが435mm短く、車重が140kg軽いことからより軽快な動きを見せたが、110でも十分に快活な走りと言える。

足まわりやパワートレーンを電子制御するテレインレスポンスには、V8専用のダイナミックというモードが備わる。選ぶと足まわりが明確に引き締まり、トランスミッションは積極的に高回転を許すようになる。図体からは想像できないほど速い。0-100km/h加速は110で5.4秒、90だと5.2秒となる。これまたV8専用装備のサイズの大きなパドルシフトを駆使し、回転が下がるのを防ぎながらコーナーを駆け抜けるドライブは痛快だ。

先にディーゼルモデルよりも300万円以上高いと書いたが、具体的には、D300のXが1265万円なのに対し、V8(グレード名も「V8」)は1588万円なので323万円高い。自動車税も3Lのディーゼルなら5万1000円/年だが、5LのガソリンV8だと8万8000円/年と高い。

しかも燃料代が軽油なら140円/Lだが、ハイオクガソリンだと170円/Lと、リッター30円も違う。何から何まで高いのがV8という存在だ。しかしそのエクストラコストを支払えば圧倒的なパワーと官能的な音と振動が得られる。要するにV8は完全なる贅沢品だ。

<終わり>

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