ホンダが新型コンパクトSUVを発売! タフ系×上質内装で年内日本導入か。価格は?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 45
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各メーカーがSUVラインナップを拡充させているなか、ホンダは「ヴェゼル」と「ZR-V」という2モデルのみの展開にとどまっています。
どちらもグローバルで活躍する主力SUVではあるものの、フルラインナップメーカーをうたうホンダのSUVラインナップとしてはややさみしいのも事実です。
そんななか、ホンダは新たなコンパクトSUVの投入を考えているようです。業界関係者からの情報によると、2023年9月にインドで発売されたコンパクトSUV「エレベイト」の国内導入を検討しており、早ければ2023年内にも発表されると言います。
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インド仕様のエレベイトのボディサイズを見ると、全長4312mm×全幅1790mm×全高1650mmとなっており、トヨタ「ヤリスクロス」より大きく、ヴェゼルに近いサイズ感であることがわかります。
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一方、両車のエクステリアデザインを比較すると、ヴェゼルはクーペライクな“都会派SUV“であるのに対し、エレベイトはスクエアなシルエットが特徴の“タフ系SUV”である点が大きく異なります。
エレベイトのスクエアなシルエットは、後部座席の居住性やラゲッジルームの大きさにも貢献しており、ヴェゼルよりもさらに機能的なモデルとなっていることがうかがえます。
タフな印象の強いエクステリアとは対照的に、インテリアはブラウンとブラックのコントラストで高級感のある仕上がりとなっています。
インドでは“プレミアムブランド”という位置付けとなっているホンダだけに、インテリアの質感についても妥協は見られません。
また、エレベイトには10.25インチの大型タッチスクリーンディスプレイが備わっており、運転席の7インチのメーターディスプレイとともに、先進的な印象を与えています。
そのほか、先進安全運転支援システムである「ホンダセンシング」も搭載されています。
インド仕様のパワートレインは、1.5LのガソリンエンジンにCVTもしくは6MTが組み合わされます。ただ、今後3年以内にエレベイトをベースとした電気自動車(BEV)が登場することが明らかにされており、ハイブリッドを含むさまざまなパワートレインを搭載できる可能性が示唆されています。
エレベイトはグローバルモデルとして多くの国や地域で販売されることが明らかにされており、そのなかに日本が含まれている可能性は十分にあります。
実際、エレベイトと思われるテストカーがすでに日本国内でも目撃されており、国内導入は秒読みであると見られています。前述のとおり、グローバルクラスの機能装備や質感を備えているエレベイトは、日本のユーザーからも一定の支持を得られるでしょう。
一方、当然のことながら、日本のユーザーに合わせた仕様とすることが求められます。
たとえば、パワートレインについては、ヴェゼルなどにも搭載されている1.5Lのハイブリッド「e:HEV」の採用が必須であることは言うまでもありません。また、需要の低いMT仕様の導入は見送られる可能性が濃厚です。
また、インド仕様のエレベイトの1650mmという全高は、日本の駐車場事情から見るとやや高すぎるため、サスペンションのチューニングを変更したりルーフレールをオプションとしたりすることで、1600mm前後まで調整することが想定されます。
ただ、それ以外の仕様については、インド仕様のものと大きく変わらないと見られます。
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エレベイトはインドのタプカラ工場で生産される予定ですが、日本で販売されるものもインドからの輸入になると考えられます。
国内販売されるホンダの四輪車については、これまでインドから輸入された実績はありません。
ただ、タプカラ工場の生産能力は年間18万台であるのに対し、インドにおけるホンダの販売台数はその半数程度であるため、その余剰分を日本を含む世界各地の国や地域に振り分けるのは合理的です。
また、国内で販売される二輪車についてはインドからの輸入モデルも存在するため、インドからの輸入についてホンダは一定のノウハウを持っていることが考えられます。
こうした背景に加え、すでに国内でもテストカーが目撃されていることを考えると、エレベイトの国内導入は既定路線であると言えそうです。
ただ、具体的な時期や価格については不透明な部分も多いのが実情です。
インドにおけるエレベイトの価格は約110万ルピー(約200万円)からで、9月4日に発売されています。ただ、この価格は1.5Lのガソリンエンジンのものであることから、ハイブリッド車が主流である日本ではもう少し上の価格帯となる見込みです。
為替の影響なども考慮する必要はありますが、日本におけるエレベイトは、250万円程度から350万円程度とヴェゼル同様の価格帯となる可能性が濃厚です。
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