ガヤルドLP550-2VB、後輪駆動のランボ復活!
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:菊池 貴之
後輪駆動のランボルギーニが出る--そのニュースを聞いて、動揺を隠せなかった。実は、過日のランボルギーニ・ガヤルドLP560-4の試乗会でこんな質問をしていたからだ。「従来のラインナップもすべて4WDなのに、あえて今回から『-4』と名付けた背景には、将来的に『-2』、つまり後輪駆動モデルが出る可能性があるからでしょうか?」
その時の答えは「No」だったが、実際には「Yes」だったのだ。ジャーナリストとして悔しい気持ちよりも先に、ひとりの自動車好きとしてニンマリしてしまった。なにしろ、久方ぶりのミドシップ・ランボルギーニの復活なのだ。
旧来の猛牛ファンの中には、未だにミドシップ+後輪駆動にこだわる人も少なくない。それほど、ランボルギーニにとって重要な形式なのだ。1965年のトリノショーでV12を横置きしたミドシップのベアシャシーを発表したランボルギーニは、翌年のジュネーブ・ショーでロードゴーイング・モデルの形に落とし込んだ「ミウラ」を世に送り出した。レースの世界では常識になりつつあったミドシップ・レイアウトを、いち早く量産モデルに応用したことは大きな話題になった。
ちょうどその頃、ランボルギーニのテストドライバーになった男がいる。バレンティーノ・バルボーニ氏だ。その後、40年以上に渡ってすべてのランボルギーニの開発に携わったという。
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