新型レクサスRXに試乗。クルマ好きにとっての狙い目グレードはどれ?
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:小林 俊樹 1
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気持ちいい青空の横浜が試乗ステージだったために、試すチャンスはなかったが、「RX200t」のAWDモデルでは、速度・舵角・ヨーレートといったデータに基づいてトルクを前:後=100:0~50:50に配分する「ダイナミックトルクコントロールAWD」が備わっており、FWDでは低燃費走行をしつつ、いざというときに後輪に適正なトルクを配分してくれて、コーナリングを助けてくれる。
さらに「NAV・AI-AVS」を備えるモデルでは、スポーティな設定が2種類用意されており、メーターが赤くなってパワートレインの制御がスポーティになるのは同じだが、「スポーツS」ではハンドリングが標準で、「スポーツS+」ではハンドリングもスポーティになる。
実は、先代と新型では、足回りの形式こそ変わりないが、細部に手を入れて、従来よりも滑らかな姿勢変化を実現したという。具体的には、フロントはハブから一新し、スタビライザーの大径化を実施。ジオメトリーを見直し、前後のコーナリングバランスを変えた。
レーザー・スクリュー・ウェルディングをはじめとした新しいボディ接合を採用し、アッパーボディを補強することによって、GS並みのボディ剛性を持たせ、ステアリングの切り始めからグリップ限界に至るまで、ドライバーの意志に忠実に姿勢を変化させることを目指したという。実際、先代では中立付近のフィーリングが曖昧だった点が払拭されており、応答性のみならず、ボディへの入力に対するびびりなどの振動も吸収して、より高級感のある乗り味になった。
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