ルノー・スポール、欧州外の初テストを日本で!
掲載 更新 carview! 写真:ルノー・ジャポン
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鈴鹿サーキットでのテストは、東京から乗ってきたクルマと同じ、つまり市販モデルとまったく同じ仕様のメガーヌ ルノー・スポール(R.S.)で行われた。最終日にはタイムアタックも実施。ステアリングを握ったのは、メガーヌ R.S.トロフィで、8分7秒97というニュルブルクリンク市販FF最速タイムをマーク(2011年6月)したロラン・ウルゴン氏だった。
テストドライバーには珍しく、グローブをはめずに素手でドライブするロラン・ウルゴン氏が駆るメガーヌ R.S.は、多くのスタッフや報道陣が見守るなか、見事に今回の最速タイム2分33秒328をマーク。タイヤはブリヂストンの「ポテンザ RE050A」と「ポテンザ RE-01R」、ヨコハマの「アドバン ネオバ AD08」が揃えられていたが、この時の装着タイヤは「アドバン ネオバ AD08」だった。コースや気象条件の違いはあったものの、ヨコハマが一番フィーリングが良く、しかも速かったためだという。
また今回のテストでは、タイヤ以外のブレーキパッドやディスクなどの部品を一度も交換することはなく、図らずも市販モデルの耐久性の高さも確認できたという。しかも、すでに1万7000キロを走っていた広報車というから驚きだ。
ちなみに鈴鹿サーキットのFF最速タイムの公式記録はないようだが、日本でFF最速といえば、ホンダのシビック・タイプRの名前が浮かぶ。国際マーケティングマネージャーのジャン・カルカ氏にシビック・タイプRがニュルでFF最速を狙っていることを伝えると、「ウェルカム! F1にもぜひ戻ってきてほしい。2014年からはエンジンが1.6リッターターボになるしね」とエールを送っていた。
現在ではほとんどのメーカーで、新車開発の80%をコンピューター上のシミュレーションで進めている。とはいえ、残る20%はやはり人間の"感覚"が必要で、ルノー・スポールの場合も、その20%をドライバーや職人たちが丹念に煮詰め、独自の"味"を構築していく。今回の日本初テストも、もちろんその一環だ。
ルノー・スポールのチェアマン、パトリス・ラティ氏は、「日本はクルマのスペックを非常に気にする国で、ドイツみたいなイメージもあったが、来てみると高速道路はジョイントが多く、しかも絶対的な走行スピードがビックリするほど遅かった(笑)。とはいえ多くの収穫があって、本当に来てよかった。これから日本向けに色々考えていこうと思っている」と語った。
ちなみにルノー⇔日産との関係から、ルノー・スポール⇔NISMOの連携も気になるところだが、「アライアンスの話がまったく無いわけではないが、いまはまだ白紙」とのことだった。
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