大人気のトヨタ「カローラ クロス」 中間グレード「S」以上をチョイスすると満足度が高そう
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 146
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 146
現在販売されているカローラ クロスのグレードラインナップと、それぞれのプライスは下記のとおりです。
【ハイブリッド車】
HYBRID Z|299万~319万9000円
HYBRID S|275万~295万9000円
HYBRID G|259万~279万9000円
【ガソリン車】
Z|264万円
S|240万円
G|224万円
G“X”|199万9000円
コンパクトSUVとしては立派なサイズであるにもかかわらず車両価格は抑えめで、なおかつ、他の車と比べると「ハイブリッド車とガソリン車の価格差が比較的小さい」というのが、トヨタ カローラ クロスの価格面での特徴です。
それぞれのグレードは要するに「Z=上級」「S=中間」「G=ベーシック」ということで、ガソリン車にのみG“X”という「超ベーシック」が存在しています。
各グレードの主な相違点は下記のとおりです。
【Z】
・18インチのワイドタイヤ&アルミホイール
・LEDヘッドランプは「流れるタイプのウインカー」とLEDデイランプ付き
・LEDフロントフォグランプを標準装備(他のグレードはオプション)
・ルーフレールを標準装備
・シートは本革+ファブリック
・運転席は8Wayパワーシートで、電動ランバーサポート付き
・運転席&助手席はシートヒーター付き
・ハンズフリーパワーバックドアは標準装備
・「おくだけ充電」をオプションで装着可能(Zのみ)
【S】
・17インチのアルミホイール
・ウインカーは「流れないタイプ」
・LEDのフロントフォグランプはオプション扱い
・ルーフレールを標準装備
・シート表皮はファブリック
・シートヒーターは設定なし
・ハンズフリーパワーバックドアはオプションで装着可能
【G】
・17インチホイールはアルミではなくスチール
・ルーフレールの設定なし
・フロントロアグリルやリアロアバンパーなどが金属調塗装ではなくブラック
・マルチインフォメーションディスプレイが7.0インチではなく4.2インチ
【G“X”】
・パーキングサポートブレーキ/ブラインドスポットモニター/車両接近通報装置/プラスサポート/パノラミックビューモニター/バックガイドモニターの装着は不可
・スマートエントリー機構なし
・スポーティ形状ではないファブリック表皮のシート
・ステアリングとシフトノブは本革巻きではなくウレタン
最廉価グレードである「G“X”」でも基本的な装備はひと通り付いていますが、さすがにやや寂しい装備レベルといえるため、G“X”はとりあえず論外ということでいいでしょう。
そして「G」もシンプルで悪くはないのですが、「アルミホイールではない」「ロアグリルなどが金属調塗装ではない」という部分に若干の寂しさを感じるため、おすすめとは言い難いものがあります。
となるとおすすめは「中間のSまたは上級のZ」ということになり、この両者については好みに応じて選ぶべきでしょう。8WayのパワーシートやLEDシーケンシャルターンランプなどの「ゴージャスな感じ」を好むならZで、そのあたりに興味がないならばSがハマります。
またZのワイドタイヤ&18インチホイールは見た目的にはカッコいいのですが、乗り味的にはSの標準タイヤ+17インチホイールのほうが好ましいと感じる人も多そうです。このあたりは、できれば両者を試乗したうえでご判断ください。
ハイブリッドを選ぶか、それともガソリンエンジンにするかというのは難しいところです。
2021年11月時点では、受注の8割以上がハイブリッドだったとのこと。「ガソリン車との価格差の小ささ」と「数年後のリセール価格はおそらくガソリン車よりも高いこと」から考えると、さもありなんという数字です。年間1万kmまたはそれ以上走る予定がある人は、ガソリン車より35万円高いハイブリッド車を選んでも十分にペイするでしょう。
しかし「年に1万kmも乗らないよ」という人であれば、お手頃価格なガソリン車を選ぶのも悪くない選択です。特に、シンプルなリアサスペンションを採用しているFFの純ガソリン車は、「軽快でお安い」というナイスな選択肢です。
次のページ>>ライバルと比べて全方位好バランスなのが強み
トヨタ カローラ クロスのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
オジエが白熱首位争いでリード拡大。勝田はマシントラブルでデイリタイアに/WRCイタリアデイ2
スズキが軽SUV「ハスラー」の「クーペ仕様」を提案! 悪路も走れる「スポーツカー」に変身! 斬新モデル「ハスラークーペ」登場に期待大
【クルマ持っとく? いらない?】シェアカーとマイカー、どちらがおトクなのか? 見極めポイントはココ!
「ピーポー」「ウーウー」「カンカンカン」違いを知らないとヤバい。消防車・救急車・パトカーなどサイレンの使い分け。
4年で108人死亡 岡山県「人食い用水路」はなぜ誕生したのか? 危険性は近年緩和も、そもそも存在するワケとは
R32GT-Rのいい教科書になった! GT-Rを名乗れなかった儚き[スカイラインGTS-R] 中古車価格はGT-Rより半額以下の800万円!
ホンダ「クロスカブ110」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
人気の軽にポップアップルーフをプラス! 車中泊にバッチリ対応したホンダ N-BOXがベースの軽キャンパー
大型免許必要サイズの巨大ボディ!! テスラ[サイバートラック]は超快適車だった!? 日本での発売はあるのか
キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #14 【日産 グロリア】
小山美姫が初予選で感じたスーパーGTの難しさ「タイヤのおいしいところを使えなかった」
明暗別れたホンダ・シビック陣営の予選。ホームの鈴鹿がアゲインストの難コースに!? /第3戦予選
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?