日本発売迫る新型CLS ベンツの新たな転換点
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:メルセデス・ベンツ日本
シャシーにおけるメカニズムのトピックは、このクラスでは初となる電動パワステの採用だ。電動油圧式をやめたことで燃費は向上し、電動制御になったことでアクティブパーキングアシストを設定することが可能になった。電動パワステは初めての採用にも関わらず、フィーリングは極上といって良い。
ハンドリングのキャラクターはEクラスよりスポーティに仕立てられ、その乗り味と走り味はEクラスを確実に凌ぐものがる。エアマチックDCも熟成著しい。CLSのハンドリングはメルセデスらしい豊かさと確かさの融合がみごとなので、これが定番の味付けでも良いのでは? とすら思える。
初代CLSはラグジュアリーな4ドアクーペという新ジャンルを開拓する使命を与えられて生まれ、約17万台を送り出すヒットを記録した。もともとがニッチなモデルだったにも関わらず、この成功によって2代目には再び大きな期待がかかっているのだ。
ただ、6年前と今ではラグジュアリーの価値も変化して、2代目は高い環境性能によって成立するモデルとなったところが大きく違う。時代への高い適合性を見せながら、それでもラグジュアリーな世界を失わず、むしろ色濃く表現したところが2代目の見どころで、さらにはデザインの領域で再び新時代の黎明を感じさせている。
6年前も今も、CLSは確かにDolce vitaを想わせることに変わりはないが、中身はすっかり時代の変化に適応している。メルセデス・ベンツがこのモデルを「コンテンポラリー・ラグジュアリー・サルーン(=CLS)」と呼ぶ理由もそこにある。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
100万円台で買える! 財布に優しくメチャ楽しい「激レア」国産MT軽自動車3選
前年王者がトップスピードを記録/【第108回インディ500】プラクティス走行7日目総合結果
【MotoGP】ホンダのマシンの難しさに直面? マリーニ、週末のペース向上に悩む
普通に走るし不具合もない……それでも車検に落ちるってナゼ? 見落としがちな検査項目9選+α
【ハスクバーナ スヴァルトピレン801 試乗】パラツイン搭載でパワーUP!欲張りライダーに応えるスマートバイク…小川勤
フェルスタッペンに追いつけたのは想定外? 奮闘ノリスにマクラーレン代表「2位が精一杯……勝てるかどうかなんて、考えていなかったんだ」
ポルシェ911再構築スペシャリストのシンガー、日本におけるパートナーシップ契約をコーンズと締結!
トヨタ「新シエンタ」発売! “シエンタ犬”が可愛いすぎるCMが再び!? どんな仕様で登場?
アンドレッティ、F1技術規則策定にも関わったパット・シモンズを獲得。F1新規参入の目標に向け体制強化
日産新型「スカイライン」今夏発売! 最強420馬力の匠“手組みエンジン”搭載!? レトロな特別仕様「限定100台・947万円」 まだ買える?
スズキ スーパーキャリイ 特別仕様は“For Your Work Buddy”…デザイナーの思いとは?
レッドブル代表は嘘をついた? メルセデスから220人引き抜いたと主張も、ウルフ代表「実際にはその1/10に過ぎない」と反論
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった
【今わかること比較】走りと後席の快適性は新型「フリード」優勢。「シエンタ」に勝る点、劣る点
【VIPの隠密仕様】アルヴェル4人乗り「スペーシャスラウンジ」準備中。目立ちすぎLMより本命
【装備充実】ミドルサイズSUV「F-PACE」にジャガー90周年特別仕様車を追加 917万円から
スバル「レガシィ」生産終了。あなたが最も印象に残っているのはどのモデル?【写真でチェック】