新型SL海外試乗!新技術オンパレード
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本
435psを絞り出すエンジンの加速力はとてもパンチが利いている。0-100km/h加速は4.6秒と先代のモデルより約0.8秒も速い。低いV8サウンドは加速感に華を添えてくれる。7速ATとのマッチングも良く、早めのロックアップがダイレクト感を与えている。パドル操作でもアップダウンのレスポンスがシャープになった。街中ではエンジン回転を低く保ちながら走ることができるので燃費も素晴らしいのだ。
乗り心地もエンジン性能に負けていない。メカサスも良いが油圧アクティブのABCはさらに凄い。スタビライザーがなくても完璧なフラットライドでしなやかで、うねった路面を正確にトレースするようにサスは動く。まるで自分の脚が自在に動いているような感じだ。日本で市販されるSL550(V8)はABCサスが標準だが、そのテイストは動物的というか有機的というべきなのか、知性を持ったロボットのようなサスなのだ。トルクフルなV8とABCサスの組み合わせだけでも充分な魅力を発揮している。
また、従来のSLはバイワイヤーブレーキを使っていたが、今回から油圧ブースターの通常のブレーキとなった。そのために踏力感はリニアに感じられてとても頼もしかった。
新しい複合材ボディを纏った貴婦人は乗り心地やNVHが大幅に向上。汗をかかないで乗れるスポーツカーの最右翼だと言える。オープン時にリヤのウインドディフレクターを使うと風もほとんど巻き込まず、頭上でかすかに風を感じるくらいだ。しかも新しい複合材のボディはロードノイズも少ない。
知的なスポーツカーに乗る自分の姿を重ねると、私はそこにイケてる中年プレイボーイを想像したのである。
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