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【価格/サイズ/内装/燃費は?】日産ルークス新型、デイズの名にお別れ プロパイロット進化 3/19発売

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【価格/サイズ/内装/燃費は?】日産ルークス新型、デイズの名にお別れ プロパイロット進化 3/19発売

はじめに 新型日産ルークスとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

【画像】新型ルークス、新型デイズ【比べる】 全92枚

日産は軽スーパーハイト・ワゴンのニューモデル「ルークス」を発表、3月19日より発売する。従来型までの車名は「デイズ・ルークス」だったが、今回のモデルからは単に「ルークス」となった。

ルークスは、日産と三菱自の合弁会社である「NMKV」のマネージメントのもとで、日産が企画、開発を行ったモデルだ。三菱での姉妹車は、eKスペースとeKクロス・スペースになる。

デイズ・ルークス、eKスペースとも共同開発された初代は2014年に販売が開始され、eKスペースはルークスより早く2020年2月6日にフル・モデルチェンジを発表。同時にeKスペース・カスタムに代わりSUVテイストのeKクロス・スペースが登場した。

ルークスは、従来型のデイズ・ルークスと同様、標準車のスタンダード・シリーズとカスタム系の「ハイウェイスター」シリーズを設定する。まずは、その概略を紹介していこう。

日産ルークス新型 外観

新型ルークスのボディ外板は、eKスペースと基本的に同じだが、フロントグリルやバンパーなどのデザインの違いで、うまく差別化がされている。

カスタム系のハイウェイスター・シリーズのエクステリアは、堂々とし、より大きく見えるワイド感と高い質感で「作り込まれた」存在感を放つ。標準車のスタンダード・シリーズは、上品で洗練されたモダンでシンプルなスタイルを実現している。

ヘッドライトの脇からリアエンドまで直線的に入れられたキャラクターラインで、前後に突き抜ける骨格の強さを表現。Dピラーの根元が上部に切れ上がっているのも特徴で、ガラスエリアを上下に薄いイメージとして、張りがある厚いボディとのコントラストが、キビキビとした走りを想起させる。

リアコンビランプの形状は、開口部を大きく取るために軽ハイトワゴンではお約束の細身の縦型を採用している。もちろん、リア・サイドドアはスライド式。

2WD車のボディサイズは、全長×全幅×全高が3395×1475×1780mm。

ボディカラーは、2トーンが5色、1トーンが12色の計17種類の多彩なバリエーションが用意され、女性ユーザーにも好まれそうな可愛い色使いも多い。

日産ルークス新型 内装

インテリアは、ハイウェイスター・シリーズでは洗練された空間と直感的な使い勝手で、「きれい」に「楽」に使え、さらにディテールにもこだわり、クラスを超える品質に仕上げられている。

スタンダード・シリーズでは、明るいグレージュの内装色により、包まれるようなリラックス感あふれる室内空間を実現。オプションのインテリアでは、ブラックとモカをベースとしたスタイリッシュなコーディネーションで仕上げられている。

室内は、デイズで好評のプラットフォームを採用したことで、大人4人がゆったりと過ごせるクラス・トップレベルの広いスペースを実現。前後席とも、座った際のひざ回りのスペースを十分に確保している。

後席のニールームは795mmもあり、ゆったりと座ることができ、後席の室内高は1400mmあるので小さな子どもならば立ったまま着替えることも可能だ。

さらに、ラゲッジルームも荷室床面の長さが675mm(リアシートを一番前にセットした状態)と広いスペースを確保したことで、48Lのスーツケースを同時に4個も積載することができる。

日産ルークス新型 パワートレイン

搭載されるエンジンは、659ccの直3 DOHCのBR06型。ノンターボが中心だが、トップグレードのハイウェイスターGにはターボ(インタークーラー付き)も設定され、前者は最高出力52ps/6400rpmと最大トルク6.1kg-m/3600rpmを発生。

ターボ車は最高出力64ps/5600rpmと最大トルク10.2kg-m/2400-4000rpmを発生する。

このエンジンはデイズでも好評のユニットだが、ルークスに合わせた最適なセッティングを施して搭載され、とくにターボ車では軽自動車を超える力強い走りを体感できる。また、従来型よりもエンジンの骨格を高剛性化したことで、エンジン音の静粛性を向上している。

いずれのエンジンも、最高出力2.7ps/1200rpmと最大トルク4.1kg-m/100rpmを発生する交流モーターと組み合わされたハイブリッドシステムを採用している。

組み合わされるミッションは、エクストロニックCVT(無段変速機)。駆動方式は、ノンターボ/ターボとも2WD(FF)と4WDを設定している。WLTCモード燃費は、ノンターボが20.8km/L、ターボが18.8km/L(いずれも2WD)。

日産ルークス新型 ユーティリティ

スーパーハイト系ワゴンは、使い勝手が重要視される。後席スライドドアの開口幅は、650mmを確保したことで、楽に乗り降りができる。

このスライドドアは、セレナで好評の片足を車体の下にかざすだけで自動で開閉する「ハンズフリー・オートスライドドア」を、グレードによるが両側ともに採用した。荷物で両手がふさがっていたり、子どもを抱っこしていても楽にドアを開閉することができる。

リアシートは最大320mmスライドさせることができるため、前方にスライドすると運転席に座ったまま、リアシートに座っている子どもに手が届く。また従来型と比較して、前席のシートのヒップポイントを60mm高くしたことで広い視界を確保している。

さらに、小さな子どもや年配の人の乗り降りをサポートする、助手席側スライドドア部の「オートステップ」をオプションに設定。ただし、持ち込みによる届け出でオーテック扱いとなる。

日産ルークス新型 装備

ルークスには、デイズで軽自動車に初搭載した運転支援技術の「プロパイロット」をさらに進化させて搭載した。

高速道路での「長距離運転」と「渋滞」という2大ストレスを軽減するのはもちろん、新たにミリ波レーダーを追加採用したことで、より遠くの先行車の状況を検知し、スムーズな制御が可能になっている。

もちろん、全方位の先進安全技術も搭載。前方を走行する2台前の車両を検知し、急な減速などで自車の回避操作が必要と判断した場合には、警報によってドライバーに注意を促す、「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を、軽自動車として初めて装備した。

また新たに、対向車がいてもハイビームを維持できるハイビームアシストの進化機能である「アダプティブLEDヘッドライトシステム」(上級グレードのみ)や、前方の車両進入禁止標識/最高速度標識/一時停止標識の3つの標識を検知する「標識検知機能」、「インテリジェントDA(ふらつき警報)」、「先行車発進お知らせ」などを搭載している。

日産ルークス新型 価格

新型ルークスの発売日は3月19日。消費税10%を含む価格は下記のとおりとなっている。

S(2WD/4WD):141万5700円/154万9900円
X(2WD/4WD):154万6600円/168万800円
ハイウェイスターX(2WD/4WD):173万4700円/186万8900円
ハイウェイスターXプロパイロットエディション(2WD/4WD):184万3600円/197万7800円
ハイウェイスターGターボ・プロパイロットエディション(2WD/4WD):193万2700円/206万6900円

日産ルークス新型 スペック

ルークスX(2WD)

価格:154万6600円
全長×全幅×全高:3395×1475×1780mm
ホイールベース:2495mm
重量:960kg
エンジン:659cc直3
最高出力(エンジン):52ps/6400rpm
最大トルク(エンジン):6.1kg-m/3600rpm
最高出力(モーター):2.7ps/1200rpm
最大トルク(モーター):4.1kg-m/100rpm
トランスミッション:CVT
WLTCモード燃費:20.8km/L
タイヤサイズ:155/65R14

ハイウェイスターGターボ・プロパイロットエディション(2WD/差分のみ)

価格:193万2700円
重量:1010kg
エンジン:659cc直3ターボ
最高出力(エンジン):64ps/5600rpm
最大トルク(エンジン):10.2kg-m/2400-4000rpm
最高出力(モーター):2.7ps/1200rpm
最大トルク(モーター):4.1kg-m/100rpm
トランスミッション:CVT
WLTCモード燃費:18.8km/L
タイヤサイズ:165/55R15

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みんなのコメント

7件
  • デイズと合算せずともN-BOXと渡り合える販売台数を稼げる という自信の表れなのか?
  • 正面から掌底喰らったような、妙なデザイン。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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