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【問い合わせ殺到!! 完売確定!!】超絶人気WRX STIファイナルエディションのこれから【東京モーターショー2019】

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【問い合わせ殺到!! 完売確定!!】超絶人気WRX STIファイナルエディションのこれから【東京モーターショー2019】

■限定台数の10倍以上の申し込みは必至

 東京お台場で開催中の東京モーターショー(11月4日まで)スバルブース(青海展示エリア)にて展示中の「WRX STI EJ20ファイナルエディション」が、大変な話題となっている。

【伝統ある名前をなくすな!】復活してほしいグレード

東京モーターショーで世界初公開されたWRX STIの特別仕様車「EJ20ファイナルエディション」。展示中のモデルはいちおう「プロトタイプ」と名付けられているが(市販仕様は注文を締め切ってから生産するため)、このまま市販されることはほぼ間違いない


【画像ギャラリー】 これで生産終了!! WRX STI EJ20ファイナルエディションの戦闘的なスタイル

 限定555台の生産で、10月24日から全国のスバルディーラーで受け付けを開始したが(11月11日まで)、その前段階のエントリー受付(10/10~22)の時点でエントリーは4800件を超えているというのだ。

 これまでスバルはこうした台数限定の特別仕様車を何度か発売してきたが、事前エントリーの時点で限定台数の9倍近い件数が集まることは異例。商談受付終了の11月11日までには、限定台数555台の10倍以上の申し込みが入るのは必至といえよう(受付終了後、抽選で当選した人が商談するシステム)。

WRブルーと金色のBBSホイールが、初代インプレッサWRXから連綿と続く伝統的なイメージを踏襲していると感じさせる。なおボディカラーはこのWRブルーとホワイトパール、ブラックの3色から選べる

 空前の人気となったこの「EJ20ファイナルエディション」、本稿ではどんなクルマかを紹介しつつ、この「ファイナル」のあと、WRXがどうなるかの取材結果について紹介したい。

■WRX STIはこれにていったん生産終了!!

 WRX STI EJ20ファイナルエディションは、WRX STI Type Sをベースに、回転系パーツの重量公差・回転バランス公差を低減したバランスドエンジンを採用。エクステリアは、ゴールド塗装のBBS製19インチ鍛造アルミホイールを装着。

 フロントグリルやリヤバンパーには、STIのコーポレートカラーであるチェリーレッドのアクセントを採用。インテリアでは、ウルトラスエード巻ステアリングホイールやシルバーのフロント・リヤ左右3点式ELRシートベルト等、専用装備を採用。

 価格は以下の2タイプ。

EJ20Final Edition 4,521,000円
EJ20Final Edition FULL PACKAGE 4,851,000円(ウェウカムライティング、レカロシート、アドバンスドセイフティパッケージ[スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)/ハイビームアシスト(自動防眩ルームミラー付)/フロント&サイドビューモニター]付き)

ウルトラスエード巻ステアリングホイールや真っ赤なSTI 製プッシュエンジンスイッチなど、内装にも特別装備が用意されている

 上述のように、555台の限定生産であり、受付期間(10月24日(木)~11月11日(月))終了後にエントリーしたお客を対象に抽選を実施し、当選した人に商談の機会が設けられる。現時点でのエントリーのうち、75%がFULL PACKEGE、25%がノーマル仕様だという(締め切り後に受注生産される)。

 また、このWRX STI EJ20ファイナルエディションの発売を伝える公式リリースには、はっきりと「EJ20型水平対向エンジンの生産終了に伴い、当該エンジンを搭載する日本市場向け・現行型WRX

STIは、2019年12月23日をもって注文受付を終了します。」と明記されており、スバルWRX STIというモデルそのものが(この特別仕様車とともに)生産終了となる。

 これまでの限定車がのきなみ即完売→値上がりしているのと同様に、このファイナルエディションも中古車市場での高騰は約束されており、当選した人は数年乗って下取りに出しても充分モトが取れることになるだろう(そもそも売る人は少ないだろうが)。

■次期WRX STIがどんなクルマになるかのヒントは

 1994年1月、初代インプレッサに「WRX STi」として設定されて以来、スバルのブランドイメージを引っ張り続けてきた同モデルは、前述のようにEJ20エンジンとともにいったん生産終了となる。

 では今後、WRX STIはどうなるのか。

「将来の商品計画についてはお話できないのですが…常識的に考えて、このままWRX STIがなくなる、ということは考えづらいですよね」

 と語るのは、東京モーターショー会場で取材に応じてくれたスバル関係者。

 たしかにスバルは、今回の東京モーターショーにおいて、国産8メーカーのなかで唯一「電動車(ハイブリッド車含む)」をブースの中心としなかったメーカー(スバルが用意したもう1台のワールドプレミア車である「新型レヴォーグコンセプト」は1.8Lガソリンターボ車)。それはひとえに「スバルらしさ」の追求にある。

1989年に初代レガシィに搭載されてから、スバルの中心的エンジンとして活躍し続けたEJ20型の水平対向2.0Lターボエンジン。このDNAはレヴォーグやフォレスターに引き継がれているが、では次期スポーツエンジンの開発はどうなるのか?

 もちろん「走りの楽しさ」を追求するスバルといえども、環境対応は重要だ。だからこそ30年前に登場した基本設計が古いEJ20エンジンを作り続けることを断念し、その最後の搭載車両であるWRX STIも生産終了とならざるをえなかった。

 しかしスバルは今後トヨタとの技術提携を深めていくなかで、トヨタの豊田章男社長から「スバルらしさを追求してください」と言われている。スバルのスバルたる特徴は、まさに「WRX STIのようなクルマ」に宿っていると言えるし、トヨタのようなフルラインアップメーカーがわざわざスバルと組む理由も「そこ」にある。だからこそ、WRX STIはなくなるはずはない。

 とはいえ、その次期WRX STIはどんなクルマになるかという点については、まさに「現時点でスバルにどのような声が届いているか」に影響されるだろう。

 もうWRC(世界ラリー選手権)を彷彿とさせるようなスポーツ性能は必要としないのか、それともさらなる走行性能を追求した仕様が求められるのか。それは市場が決める。

「こんな次期WRX STIを待っている」という声を、いままさにスバルは集めている(たとえば東京モーターショー会場で説明員が聞く内容などで)。そうして集まった声に、次期WRX STIの命運は握られている。

 モデルサイクルを考えると、次期WRX STIが登場するのは2022年頃。開発情報が入り次第、お伝えしていきたい。

【WRX STI 特別仕様車「EJ20 Final Edition」主要諸元】
全長/全幅/全高 4595×1795×1475mm
ホイールベース 2650mm
エンジン 2.0L DOHC16バルブ デュアルAVCSツインスクロールターボ
最大出力/最大トルク 308ps/43.0kgm
トランスミッション 6MT
タイヤサイズ 245/35R19
申し込み方法:全国のスバルディーラーに11月11日までに申し込みを入れ、当選者に連絡が入り、そこから商談開始

【画像ギャラリー】 これで生産終了!! WRX STI EJ20ファイナルエディションの戦闘的なスタイル

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