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ニューモデル 2019.7.14

ファイバーグラス製ボディを持つクルマ 10選

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70年前に初登場

グラスパーG2というクルマをご存知だろうか。70年前にボートビルダーのビル・トリットが友人のために作ったアメリカ製2シーター・スポーツカーだ。トリットが持つファイバーグラスの加工技術により、のちのMGAに似たスタイルを与えられていた。

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ウィリーズ・ジープのシャシーをベースに、フォード製のV8を搭載した。このG2はヴィブリン・レジン社との契約によりアレンビックIとして生産された。これがGMのエンジニアに目をつけられることになる。

それから70年の間に、ファイバーグラス製ボディを纏った素晴らしいクルマも変なクルマも登場した。中でも英国で最も有名なのは悪名高い3輪車のリライアント・ロビンだろう。

ボディにファイバーグラスを使うことを見下すエンジニアがいるのも確かだが、世界を代表するようなモデルも多数存在する。そんなクルマの中から10台を厳選してご紹介しよう。

ノーブルM12 GTO(2000年)

スポーツカーのデザイナーでありエンジニアでもあったリーノーブルは、彼の初めてのモデルであるM10をもって世界を驚かせた。当時われわれは、「今までの英国製ミドエンジン・スポーツカーの中で最も完成度が高く、エキサイティングな1台」と評している。

それから時を置かずして、ノーブルはM10に挙げられた問題点を解消したM12 GTOを発売した。スティール・スペースフレームのシャシーにファイバーグラス製ボディが被せられ、フォード製V6ツインターボをミドに搭載した。後にリー・ノーブルはこのクルマに関する権利をアメリカのロッション・オートモーティブに売却した。これは英国にとっての損失であった。

アルピーヌA610(1991年-1995年)

アルピーヌはポルシェやマツダに対抗すべく、A610を投入した。このミドエンジン・スポーツカーの最高速度は260km/hに達し、非常に刺激的なドライビング・エクスペリエンスを与えてくれた。われわれのテスターらも気に入っていたが、販売は振るわなかった。

このA610はGTAの改良型でもあるが、プジョーやボルボと共通の3.0ℓV6ターボをバルクヘッドぎりぎりまで前方に移動した。その結果前後重量配分は37:63から43:57にまで改善している。254psのパワーと良好なトラクション、それに良く躾けられたステアリングのおかげで、限界域でも扱いやすいクルマに仕上がっていた。

シボレー・コルベットC7(2014年-2019年)

シボレーはコルベットをアメリカ以外でも販売するため、欧州スポーツカーにも対抗可能な性能を与える必要があった。その結果誕生したのがC7であり、スポーツカーの勢力図を塗り替えたクルマでもある。ボディの大半は強化プラスティック製で、ボンネットや取り外し可能なルーフパネルはカーボン製であった。

さらにプラットフォームをアルミニウム製にすることで軽量化を果たした。しかしそのエンジンは1950年代からのコルベットの象徴でもあるフルサイズの6.2ℓを搭載、その性能は75ps/ℓ程度であった。結果的に、燃料タンクが空になるのと同じくらいの早さでコルベットのイメージを塗り替えることに成功した。

ランチア・ストラトス(1973年-1978年)

1973年、このミドエンジンのマシンはラリーのために開発された。クラムシェル型のノーズとテールセクションを特徴とするファイバーグラス製のボディを纏っていた。エンジンベイに搭載されたのはフェラーリ・ディーノと同じ2.4ℓV6であった。

ガンディーニはヌッチオ・ベルトーネが友人から買い取ったランチア・フルビアをベースにストラトスのコンセプトを作った。ランチアとの協力により、積年のライバルであるピニンファリーナに対抗しようとしたのである。

その結果誕生したストラトス・ゼロは、その車高の低さゆえランチアのワークスチームのセキュリティバリアの下をくぐり抜けるほどであった。

ケータハム・セブン(1973年-現在)

セブンのボディはグラスファイバー製ではない。しかし、レースでの使用などにより頻繁に交換するパーツ(ノーズコーンやウイングなど)はグラスファイバー製である。バンピーなB級路でジャンプしてしまった場合などにも交換することになるだろう。

この英国製軽量スポーツカーのルーツは1957年のロータス・セブンにある。その後数えきれないほどのバリエーションが登場したが、幸いにもその根幹にある純粋さは失われていない。

フェラーリ308GTB(1975年-1977年)

1980年代にアメリカのテレビドラマ、「わたし立探偵マグナム」を見ていた世代のフェラーリのファンにとって、308は印象深いモデルだろう。しかし308が有名となった理由はフェラーリ初のファイバーグラス製ボディを採用したというものだ。

デザインを担当したのはピニンファリーナだが、製造したのはモデナ工場の向かい側にあるエンツォお気に入りのコーチビルダー、カロッツェリア・スカリエッティだ。フェラーリがスティールとアルミニウムのボディに切り替えるまで、712台が製造されたようだ。

ロータス・エリーゼ(1996年-2000年)

ロータスはファイバーグラスのパイオニア的存在だ。1957年に登場したエリートは、そのモノコックにファイバーグラスを使用した特殊なクルマであった。その構造も特殊で、初期のモデルではサスペンションはモノコックから取り外しが可能であった。

初代エリーゼは初期不良も多かったが、このモデルの成功によりロータスは新時代を迎えた。成型アルミニウムのプラットフォームにファイバーグラス製ボディという組み合わせは、ロータスの「レス・イズ・モア」のポリシーにモダンな風を吹き込んだ。

TVRグリフィス(1991年-2002年)

TVRの中から好きなモデルを選ぶのは、自分の子どもたちの中から一番のお気に入りを選ぶようなものだ。しかし、TVRと聞いて多くのひとの頭に浮かぶのはグリフィスだろう。

コークボトルのようなボディと、叫びをあげるV8、さらに巻きつくようなコクピットが特徴だ。そして高いロードホールディング性が魅力である。当時のTVRはエンジンから電動のドアリリース機構まですべてを自社で製作していた。そのため信頼性に難があり、リアタイヤ以上にオーナーの忍耐力が試されるクルマであった。

マトラ・ランチョ(1977年-1984年)

発売当時、ランチョは時代の先を行くクルマであった。その理由はファイバーグラス製の頑丈なボディだけではない。最近のSUVやクロスオーバーの先駆けだったのだ。4×4のようなルックスではあるが、実際にはシムカ1100をベースとした二輪駆動だった。マトラはクライスラー製の1.4ℓエンジンを搭載した。

グランド・レイドという仕様を選べばLSD、スキッドプレート、ウインチ、そしてルーフに搭載されるスペアホイールなどが付属した。しかし、これがもともとプアな走破性にどの程度良い影響を与えるのかは不明だ。

ルノー・エスパス(1984年-1991年)

これは感情を呼び覚ましたり心臓が高鳴るようなクルマではないかもしれない。しかしルノー・エスパスは最も実用的かつ万能なクルマのひとつだろう。最大で7人の乗車が可能だが、後ろの5つの座席は折りたたむか取り外すことが可能だ。そして前席も回転式となっており、ピクニックなどに使うこともできる。

マトラと同じくこのスティールとファイバーグラスによる構造により、車高の高いワンボックス型の欠点を補うことができた。結果的に、サイズに見合わぬ活発な走りを見せた。

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(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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