なぜ今カイエン・クーペ？ マカンEV併売期間 718のEV ポルシェCEOに訊く

もくじ

ー カイエン・クーペ　そのほか
ー 718のEV、すでに走行中

カイエン・クーペ　そのほか

――なぜ今、カイエン・クーペを？

「インスピレーションは、911から得ました」

「派生車種を作ることで、既存モデルに関心をもってもらうという、ねらいもあります」

「スポーツカー・セグメントが減少傾向にあるとしても、です」

――ということは、他の派生車種も？

「『イエス』と答えていいでしょう。よりスポーティなモデルなどのアイデアもあります。まぁ、楽しみにお待ち下さい」

――3ドアクーペを考えたりしますか？

「それは、ないです。断言します」

――マカンをガソリン車と電動車の2種で並行販売するそうですね。その期間は？

「2～3年は並行販売しようと思っています。その際、ガソリン車をユーロ7に適合させるために刷新させるか、EVのみにするかを決めます」

「マーケットによって、電動車の需要は異なるんです。中国は『今すぐにでも』、ロシアは『べつに急がなくても』という具合に」

718のEV、すでに走行中

――初のポルシェEV、タイカンのデポジットはいかがですか？

「2万台分が支払われています。まだ乗っていないのに、ですよ。これからどれくらい増えるのかわかりませんが、年間2万台は作りたいですね。増産するかどうかは、様子をみます」

――ハイブリッド／EVのスポーツカーはいつローンチするのですか？

「718ケイマンのEVは、プロトタイプの状況ですが、すでに走らせています。ハイブリッドのプロトタイプも作っているところです」

「プラグインハイブリッドにするか、ハイブリッドにするかは決めかねていますが、可能性はあるでしょうね」

――918スパイダーの後継はEVにするのですか？

「決めかねていますが、数年後のローンチとなれば、EVのほうがイメージしやすいでしょうね」

「ただ、われわれがハイパーカーに望むレベルに、バッテリーが追いついていないのも事実です」