もくじ
ー 積算8727km バーチャルコクピットの設定はむずかしい
ー 積算9363km 自転車も飲み込む、意外な積載能力
ー 積算12291km 賛否両論のTT RS
ー それでもTT RSが好き
ー テスト車について
ー テストの記録
長期テスト アウディTT RS(4) RSの中でも特にアグレッシブ
積算8727km バーチャルコクピットの設定はむずかしい
まず、TTに搭載されているバーチャルコクピットの右画面の使い方について、読者からのたくさんの情報提供に感謝したい。一応判明したことを書き記しておこう。
「カーモード」の時に右をクリックすると、ディスプレイの左側にサブメニューが表示され、「アディショナルディスプレイ」の設定にアクセスできる。問題は、ナビのマップ表示から離れずにメディア/ラジオの切り替えができない点だ。
積算9363km 自転車も飲み込む、意外な積載能力
元々自転車を購入するつもりはなかった。他のものを買いに来ていたのだ。そのときはまだ、TTの控えめなトランクスペースが自分をいさめてくれると信じていた。
それがどうしたことか。分解もせずに納めてしまえたのだ。もちろん助手席は最大限前方にスライドさせ、チルトさせてもいる。しかし、こうまでしてもどうにか乗せて、自転車を買ってしまいたかったというのが自分の本音なのだろう。
積算12291km 賛否両論のTT RS
TT RSは次第に、Autocar編集部内で物議を醸すようになった。通常の観点からすると人気モデルであるのは疑いようもない。なにしろ有り余るパワーと名声を持っているのだ。しかし、最近よく見かけるようになったのも事実で、目を引く存在でなくなったのも確かだ。
長期レポートは、クルマを新鮮な目でとらえ、コメントを得るのに非常に良い機会だ。しかし、TT RSに関しては疑わしく思ってしまった。というのも、信頼できる自動車愛好家の間ですら意見が分かれてしまいがちだからだ。
まず、TTを嫌うモノが一定数いる。アウディはほかのプレミアムブランド以上に、筋金入りのアウディ嫌いを作りがちだ。よく非難されるのが、非常に速いクルマを作るにもかかわらず、明らかに俊敏さに欠ける点だろう。
この点については否定できないところがある。例えばステアリングは饒舌とは言いがたい。コンフォートモードではスロットルレスポンスは至極ソフトだ。ブレーキはときおり、きしむような音を立てる。スイッチを切ったあとに流れる、心臓の鼓動のような音も気に入らない。
一方で、このような批判は優れた部分があればこそでもある。例えばサウンドはなかなかのものだ。3000rpmを超えると活気にあふれてくる。インテリアも素晴らしく、モデルの真剣度を考えれば乗り心地も悪くない。
だが彼らからすれば、駐車場で目立ち、心が満たされなければ、琴線に触れることはない。TT RSはここ一番で魅力的な存在になれないのだろう。これではクーペとしての役割を果たせていない。
それでもTT RSが好き
ふたつ目の集団は中立的な存在だ。彼らはえてして黙々と、自分なら、と妄想をふくらませがちだ。わたしなら、絶対にブラックパックを装着する。わたしなら、リアのレッグルーム確保のためなら25%ほどトランクを削っていた。19インチならさらに快適だろうし、マニュアルならなお良かった。TTSならTT RSの9割の満足度が、3割増しの燃費とともに得られるかもしれない。
最後は思慮深い人々だ。彼らはこのように考える。TTSはゴルフRと、2.0ℓ、310psのEA888エンジンを共有している。ゴルフRなら1万ポンド(144万円)ほど安く、燃費はそれぞれ16.5km/ℓ、14.6km/ℓとそれほどの差は感じない。
RSは今回の長期テストで11.2km/ℓという結果になっているが、これは高速道路でおとなしく走っていることが多いからだ。テスターによっては市街地ばかりを走っているため、7.7km/ℓ近くまで落ちていることもある。
TTSが同じようなシチュエーションで、TT RSの数値を大きく超えなかったり、TT RSと同じようにエンジンオイルを大量に消費したら驚いただろう。シリンダーが多く、レッドゾーンまでふけ上がりやすくなっているのだから、TT RSの方が消費量が多くて当然なのだ。
しかし、このような弱点でわたしがこのクルマを嫌いになることはない。その分は余分にお金をかけてやることにしよう。
テスト車について
モデル名:アウディTT RSクーペ
新車価格:5万615ポンド(789万円)
テスト車の価格:6万1080ポンド(952万円)
テストの記録
燃費:11.2km/ℓ
故障:無し
出費:エンジンオイル・ウォッシャー液 20ポンド(4000円)
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