変わるディーゼルへの評価 ベントレーは電動化に注力
ベンテイガのV8ディーゼル仕様は、ベントレー初のディーゼル車であると同時に、欧州で発売される同社最後のディーゼル・モデルになるようだ。
ベンテイガ・ディーゼルは、2016年後半に発表されたが、欧州主要国での販売を取りやめるようだ。ただし、ロシア、オーストラリア、南アフリカを含む13の市場では引き続き販売が行われる。
ベントレーは次のような声明を発表した。
「この数カ月で、欧州でディーゼルに対する評価が変わり、ディーゼル車に対する姿勢が大きくシフトしています」
「今回われわれは欧州市場において、2018年9月からはガソリン・モデルのベンテイガだけを販売することになりましたが、これは前述した要因だけでなく、最近行われたベンテイガV8モデルの追加や、電動化に注力する戦略も関係しています」
それでは、ディーゼルの販売縮小は、ベントレーにどれほどの影響を与えるだろう。
スーパーラグジュアリーでは、ニッチな存在
ベンテイガのラインナップがガソリン車のみになっても、英国のディーゼル販売への影響は無視できるほどだ。しかし、英国中でディーゼルを忌避する動きが強まっており、各メーカーはディーゼル・モデルをラインナップから外すよう迫られている。
2015年には、ディーゼル車は全体の新車登録数の50%を占めていたが、2018年には3分の1を占めるほどになるという。
ベントレーはベンテイガの販売台数に占めるディーゼルモデルの割合を公表していないが、ほかに3種類のパワートレイン(W12、V8、V6プラグイン・ハイブリッド)があることや、何よりスーパーラグジュアリーセグメントではガソリン・エンジンが好まれることを考えても、ディーゼルはニッチな存在だと思われる。
2018年の第2四半期まで、英国で販売されたベンテイガはW12が815台、V8が115台に上る。W12モデルは初めから存在していたが、ディーゼルは2016年後半に、V8やV6プラグインハイブリッドは今年前半に追加された。
ベントレーは、たとえワンオフ・モデルでも、英国市場では今後ベンテイガ・ディーゼルを購入することができないと認めた。
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