来年退任 2021年には監査役会会長に
ダイムラーの取締役会会長を務めるディーター・ツェッチェは、来年その座を降りることが決定した。後任はメルセデス・ベンツの開発部門を統括するオラ・ケレニウスが務めることになる。
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ツェッチェは1998年以来ダイムラーの役員を務め、2006年には現在の取締役会会長およびメルセデス・ベンツのトップを務めてきた。彼は2019年5月22日に予定されるダイムラーの年次株主総会をもって退任する。この後2年間のクーリングオフ期間を経て、2021年の株主総会以降、マンフレッド・ビショフに代わり監査役会会長に就任することになる。
ツェッチェは1976年にダイムラーの研究部門に入った。彼はダイムラー以外での勤務経験はなく、彼のもとでメルセデス・ベンツはアウディやBMWを抑え世界で最も売れた高級車メーカーとなった。
ツェッチェの後継者となるケレニウスについてビショフは「オラ・ケレニウスは国際的な経験を持つ有能なダイムラーの取締役会会長およびメルセデス・ベンツのトップとして、指名されました。それと同時に、ふたつの重責を担う立場になる彼に大きな期待を持っています」と語った。
スウェーデン生まれのケレニウスは1995年からダイムラーに在籍し、2003年から2005年にはマクラーレン・オートモーティブの執行役員も務めた。彼は2015年にメルセデス・ベンツの役員になり、2016年にはメルセデス開発部門を統括する現在の立場に指名された。
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