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最低地上高210mmを確保したホンダの「新生CR-V」は4WDメカも大いに進化している

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最低地上高210mmを確保したホンダの「新生CR-V」は4WDメカも大いに進化している

SUVのムーブメントは20世紀に起きていた

世界的にはクロスオーバーSUVブームという。しかし、1994年の「トヨタRAV4」、1995年に「ホンダCR-V」が登場するなど、日本におけるクロスオーバーSUVのムーブメントは20世紀に起きていた。それから四半世紀近くがたって、SUVに求められる機能は変わってきたように思える。その黎明期においてはクロスカントリー性能よりも舗装路での乗り心地や使いやすさ(取り回しなど)が求められていたが、それから一周して、SUVであっても一定以上の悪路走破性が求められるようになっている。そうしたマインドは、スズキの新型ジムニー/ジムニーシエラの好調につながっているといえるだろう。

新型ホンダCR-V用カスタマイズパーツが続々登場

最低地上高が大幅にアップした5代目CR-V

さて、日本市場のクロスオーバーSUVに対するニーズが熟成した、このタイミングでSUVムーブメントを生み出した一台であるホンダCR-Vが復活する。5代目となったCR-Vは北米や中国といった大きなマーケットにおいて存在感を示しているが、その進化ポイントを見ていくと、日本におけるSUVへのクロカン性能ニーズの高まりを受けていることを感じさせる部分も少なくない。まずスペックで明確なのは最低地上高(ロードクリアランス)が大幅にアップされていることだ。従来から40mmも高められたという最低地上高は、もっとも高い1.5Lターボの4WDグレードにおいて210mmと本格クロスカントリー車に匹敵する数値。ハイブリッドのFFグレードでも190mmの最低地上高を実現した。

坂道発進での性能アップに期待ができる

そのハイブリッドシステムは発電用と駆動用という2つのモーターと2.0Lエンジンからなる「スポーツハイブリッドi-MMD」だが、そのシステムに対して初めて「リアルタイムAWD」を組み合わせた。電動オイルポンプにより素早く、緻密に前後駆動力をコントロールすると同時に、リアデファレンシャルの容量を増やすことで後輪の駆動力を高めている。つまり、リアに荷重のかかる坂道発進での性能がアップしていることが期待できる。

前後バランスの良さを活かしたナチュラルな走り

さらに、ハイブリッドの4WD車においては前後荷重配分が58:42とバランスに優れているというのも、新型CR-Vの素性の良さを示す。CR-Vのハイブリッド4WD車(海外仕様)を雪上試乗したときには安定志向という印象を受けたが、前後バランスの良さを活かしたナチュラルな走りは、スリッピーな路面などでの安心感につながっている。さらに、4WD車には前後駆動力をリアルタイムに表示する機能(特許出願中)も搭載する。時代に合わせて、クロスカントリー性能もアピールするSUVとして生まれ変わったのだ。

文:山本晋也
自動車コミュニケータ・コラムニスト

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