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センチュリーの後部座席に乗ってみた 感じた独特な立ち位置 運転手の感想も

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センチュリーの後部座席に乗ってみた 感じた独特な立ち位置 運転手の感想も

もくじ

ー タキシードのようなフォーマルさ
ー さっそく、後部座席に乗ってみた

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タキシードのようなフォーマルさ

日本唯一のショーファードリブンであるトヨタ・センチュリーが21年ぶりに刷新された。開発者による実車解説と後席試乗体験が行われた。

今回の実車解説には、開発を担当したミドサイズビークルカンパニーの製品企画・主査の田部正人と同じく製品企画ZS主幹の吉ヶ崎建が出席した。

新型のセンチュリーのキーワードは、「継承と進化」。おもてなしの心や匠による超高品質の内外装などセンチュリーの世界観をしっかりと受け継ぎながら、安全機能やコネクテッド機能の先進技術や環境性能など積極的に最新技術を取り入れることで、快適性はもちろんのこと、乗り心地や静粛性に磨きをかけた。

その堂々たるフォルムは、まさにセンチュリーそのもの。特徴のひとつである鏡のように磨き込まれたフラットなボディサイドは、映り込みの美しさまで計算しているという。このため、降車時にゲストが自身の姿を確認できるほどだ。

塗装の際、1回1時間半にも及ぶ水研を3回し、さらにバフ研磨まで行っているというのも納得である。

また乗降り時の所作が美しく見えるための工夫や走り去るときの美しい後ろ姿の実現なども重視したというのもセンチュリーらしいエピソードだ。

もちろん、常にセンチュリーと向き合うドライバー視点での使いやすさや快適性などの尊重されている。

ボディタイプは、標準ボディのみ。かつてはリムジン仕様が用意されたこともあったが、新型では、ロングボディ仕様であつた先代LS600hのプラットフォームをベースとしていることから、後席スペースも拡大されており、そのニーズも標準車でカバーできるとのこと。

オートクチュールが当たり前の超高級車だが、そのようなシステムを用意する予定はないそう。この背景には、センチュリーならではの使用環境がある。

多くは個人ではなく、法人所有の送迎車として使われるため、タキシードのようなフォーマルさが重視されるとのことであった。

さっそく、後部座席に乗ってみた

いよいよセンチュリーの後席同乗体験である。

今回のドライバーは、トヨタ自動車で役員車の担当ドライバーで、センチュリーのステアリングを日常的に握るひとりだ。

早速、わたしが乗り込もうとすると、迅速かつていねいな動きで後席ドアを開いてくださった。わたしが着座したのは、メインとなる左側シートである。

センチュリーの後席自体の広さや基本的な機能は、左右共通だが、歩道側やエントランス前となる助手席側の後席は、エグゼクティブがメインに使うスペースとなる。

このため電動オットマンや肩から腰まで押圧することでリラックス効果を狙ったリフレッシュシートなど専用装備が追加され、最も快適なシートとなっている。前席を前に押し出すと、そこはファーストクラス並みといえよう。車内でも上着の脱着が楽々とできるほどだ。

滑るように走るセンチュリーの車内は、まさに動く応接室。たっぷりとしたソフトな座り心地のウール地のシートは、贅沢なソファーを連想させ、乗員を優しく支えてくれる。

ドライバーに新型の感想を伺うと、「運転はしやすく、パワー面もV12に全く引けを取らない」とのこと。その会話が、まるでドライバーと向き合っているような感覚で行えたことも、圧倒的な静けさを示している。

世界中に様々なショーファードリブンがあるが、まずそれらが乗員の心を捉えるのは、その豪華さだろう。

ただセンチュリーは異なり、正直、華やかさは薄い。そのかわりに、誰もが安心感を覚えるくつろぎの空間が広がる。これも日本ならではの高級車、センチュリーの美徳だろう。

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