もくじ
ー コンセプトよりも若干トーンダウン
ー 一目で現行ミニとわかるルックス
ー パフォーマンスと航続距離のバランス
コンセプトよりも若干トーンダウン
ミニは、初の電動モデルのプロトタイプを、アルプスでテストしている。このモデルはミニの歴史の転換点として捉えられているようだ。
このクルマはコンセプトカーと同じ特徴的なホイールを装着している。ブリュッセルで行われた2018年のミニの発表会で、セバスチャン・マッケンセンCEOはミニ・エレクトリックのデザインがコンセプトよりトーンダウンすることを示唆していた。「ミニはクールかつ電動であることを殊更にアピールする必要はありません」とのこと。そのかわり、市販仕様は2018年型ミニと同様のルックスに、多少の空力改善を適用するようだ。
例えば、グリルレスのノーズやBMW8シリーズでも見られたようなフロントタイヤ後方の整流口などが採用されている。コンセプトカーには、より深い造形のボディやリアホイール前方の小型スポイラーなども取りつけられていた。
ミニのエクステリア・デザインを担当するクリストファー・ウェイルはこれを「エフィシェンシー・レイヤー」と呼んでいた。彼は「空気の流れの微調整は個々のクルマによって異なります。ただし、根幹となる原理は同じです。タイヤの後方にベントを設けることで空気の排出を促し、空気抵抗を減らします」と説明。また、一風変わった非対称デザインのホイールは1980年代のデザインの影響を受けたものだという。
一目で現行ミニとわかるルックス
マッケンセンはこれらの特徴の一部は市販モデルにも引き継がれるという。
「現行ミニのファミリーの一部であること、そして電動であることが一目でわかります。ただし、コンセプトそのままというわけではありません」
マッケンセンはミニ・エレクトリックについて、初代ミニの開発責任者であるアレック・イシゴニスでも同様のものを作っただろうと語る。「われわれはいつも、この時代にイシゴニスがミニを作るなら、確実に電動にするだろうとジョークを飛ばしています」とマッケンセンはいう。「これは1959年のミニと同じく、現代の問題への回答なのです」
2017年にミニ・エレクトリック・コンセプトとして発表されたこのクルマはすでに寒冷地テストが目撃されている。フェイスリフト前のボディを使い、氷点下の非常に滑りやすい路面での走行を確認していた。マッケンセンはEVミニのハンドリングについて、オリジナルミニに近いものになるとの自信を示している。
「われわれはいつもゴーカートフィーリングについて語っています。EVミニはそれを新たな次元で実現するでしょう。低い重心と、EVならではのトルク、レスポンスが組み合わさることで、今まで以上のグリップを実現します」
パフォーマンスと航続距離のバランス
航続距離は明らかになっていないが、親会社であるBMWの最新型i3を見れば、ある程度の予測が立てられるだろう。i3は184ps、27.5kg-mのモーターを搭載し、NEDC基準で299kmの走行が可能だ。
ミニがこの電動ハッチバックに複数のバリエーションを用意するかどうかは未定だ。しかし、ラインナップの一貫性のため、クーパーが後に追加される可能性が高い。しかし、マッケンセンはパフォーマンスと航続距離のバランスこそが最優先だと語る。
ミニ・エレクトリックの生産は、ミニEの発売から11年経つ2019年からオックスフォード工場で行われる。ミニEはわずか600台限定であったが、今回のモデルには生産台数の上限は設けられていない。
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