もくじ
ー 6.0ℓV12を搭載 パワーは603psに
ー ブレーキ、足回りも改良
ー アストンのレースカーとのつながりも
6.0ℓV12を搭載 パワーは603psに
アストン マーティン・ラピードのハードコア版「AMR」が発表された。2020年の生産終了を前に最後のアップデートといえる。
先月発表されたDB11 AMRに引き続き、アストンのパフォーマンス・サブブランドであるAMRが送り出す2番目のモデルだ。
ラピードAMRの英価格は19万4950ポンド(2880万円)からと、標準のラピードSよりも4万5450ポンド(672万円)高い。2017年のジュネーブショーで展示されたコンセプトに類似している。サーキット専用のヴァンテージAMRプロとも同様のフロントグリルや、ザガートのような円形デイタイムライトが特徴だ。
AMR版においても0-97km/hの加速は標準のラピードSと同じ4.2秒だ。6.0ℓ自然吸気V12エンジンを共有し、トルクは64.3kg-mと共通だがパワーは553psから603psへと引き上げられている。
最高速度は330km/hとなり、ラピードSよりも3km/hほど向上している。
ブレーキ、足回りも改良
出力の増強はインレットマニフォールドの拡大による吸排気の改善や、エンジンとギアボックスの微調整によるものだ。
サスペンションやエアロダイナミクスにも手が加えられている。カーボンファイバー製のスプリッター、サイドシル、リアディフューザー、リアスポイラーなどが装着された。新しい大型のベントが設けられたボンネットもカーボン製だ。
ラピードAMRの車高はラピードSよりも10mm低められ、アダプティブダンパーの改良により「より俊敏でダイナミックに」なったようだ。
アストン初の21インチホイールとカーボンセラミック・ブレーキが装着され、ミシュラン・パイロット・スーパースポーツが組み合わされる。
ブレーキはフロントに400mmのローターと6ポットのキャリパー、リアには360mmと4ポットが装着される。ブレーキの冷却性を高めるため、ヴァンキッシュSと同じ冷却システムが使われている。
アストンのレースカーとのつながりも
デザインのテーマは3つあり、スタンダード、シルエット、そしてシグネチャーと呼ばれる。シグネチャーではスターリング・グリーンの塗装にライム色のアクセントとストライプが加わり、アストンのレースカーとの繋がりが強くうかがえる。
内装では、カーボンファイバー製のセンターコンソールと、アルカンターラのシートが特徴だ。両者ともにラピード初の採用となる。シートにはAMRのロゴが刺繍され、限定車であることを示すプレートがサイドシルに取りつけられる。
このモデルについて、アンディ・パーマーCEOは「パフォーマンスが改善し、ダイナミクスはシャープに、そしてより力強いデザインによりラピードに新たな刺激をもたらします」と語る。
ラピードAMRは210台限定で生産される。初期の納車は今年秋ごろとなるだろう。ラピードSは2020年に生産が終了し、アストン初のSUVであるDBXに置き換えられるだろう。
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