ベントレー本社、3万枚のソーラーパネル 英国最大の太陽光発電カーポートも

合計3万枚超えのエネルギーシステム

ベントレー・モーターズは、英国クルーにあるベントレー本社工場に、英国内最大の太陽光発電カーポートの建設を開始すると発表した。

2.7MWの容量を備えた1万枚のソーラー・パネルの設置は、完成まで約6カ月を要す。ベントレー従業員の駐車場を覆うカーポートが完成すると、既存の2万815枚のルーフトップ・パネルとあわせて、3万815枚のソーラー・パネルからなるエネルギーシステムに拡大する。


ベントレーの製造担当取締役のピーター・ボッシュは、この設備について次のように述べている。

「われわれは、将来のモデルへの代替パワートレイン・テクノロジーの導入、あるいは当社の工場の環境影響の低減のための認証獲得など、環境保護責任を強化するために新しい構想への取り組みを継続しています」

「この太陽光発電設備は、技術革新を使用して、工場をより持続可能なものにする方法の実例となります。これは、責任ある資源の効率的な使用による卓越したクルマの生産を目指しながら、環境への影響を継続的に低減します」



英国自動車メーカー初　3種の認定取得

1378台の駐車スペースを覆う1万6426m²の面積を備えたソーラー・カーポート設備は、革新的なソーラー・カーポートのスペシャリストであるFlexiSolar社によって設置と管理が行われる。


また、このプロジェクトは、英国の科学技術構想をサポートするイノベーション機関「Innovate UK」による支援も受けている。今回の太陽光発電設備の発表は、ベントレー・モーターズが、カーボン・トラスト社の
・二酸化炭素基準
・水資源基準
・廃棄物基準
の3種の認証を受けた初の英国自動車メーカーとなり、クルーの事業で環境への影響のさらなる低減を行うという最近の評価を裏付けるものとなる。