2018年も4月に入り、1/4が終了。新たな「年度」がスタートしました。
そこで従来から「2018年に発売する」と言われている各メーカー注目の新型車のなかで、「これ本当に出るの?」という情報を、現時点で改めて調査。自動車ディーラー幹部と親交が深く、また販売現場から「生」の声を集める流通ジャーナリスト遠藤徹氏にレポートしてもらいました。
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文:遠藤徹
■日産ジュークは本当にでるのか? 出ないのか?
日産新型ジューク(予想CG)
あらためて念入りに取材した現時点での情報からいうと、2018年度は出ない可能性が強い。
日産自動車販売店筋によると、
「今年度(2018年4月~2019年3月)の新車は秋に出すリーフNISMOくらいで、あとはニューモデルがゼロ状態だ」
とコメントしている。したがって次期型ジュークのデビューは2019年度か2020年度あたりに登場する見通しである。どうやら三菱自動車との共同開発になるので時間がかかっていると思われる。
三菱自動車はRVRの後継モデルとして新型コンパクトSUVの開発プロジェクトが動き始めている。こちらは次期型ジュークとプラットフォーム&パワートレインなど基本コンポーネントを共用した姉妹車となる可能性が強い。
三菱がボディパネルを含めた基本部分を開発し、日産にOEM供給する形になるかも知れない。
パワートレインはe-POWER、1.5Lガソリン、1.6Lターボが日産ジューク。
三菱はPHEVのユニット供給を担当するだろう。
クリーンディーゼルが加わるとしたら、こちらも三菱からの供給になるはず。次期型は現行のスタイリッシュなクーペシェルを踏襲するはず。ノート同様にe-POWERが主役になれば、現在トヨタC-HR、ホンダヴェゼルが売れまくっている同クラスのトップセラーモデルにいきなり浮上する可能性が強まる。
とはいえ、ここ最近、日産は各販売店に対して、新型車の情報を発売ギリギリまで伝えないよう調整している。現時点では2018年度発売予定の新型車としてなんの情報も(販売現場には)伝えていないが、いきなり発表するという可能性もある。本件に関しては引き続き調査し、新たな情報が入ったら逐一お伝えしたい。
■三菱デリカD:5はどうなる?
三菱新型デリカD:5(予想CG)
デリカD:5はこの4月25日に一部改良する。
今回の改良は法規対応が中心で、フロントバンパーの中央部分に衝突に対する強化策を講じるほか、多少の手直しをする程度にとどめる。
現行モデルでも販売の80%がディーゼル車であることから、実質的にはこちらに1本化してゆくことになる。
販売店筋によると、
「当面マイナーチェンジはあるだろうが、フルモデルチェンジの予定はない」
と説明している。
一時期、日産の次期型エルグランドとのプラットフォームやパーツの共用化を図る……という情報があったが、その「統合モデル」の登場時期はずっと先になる。エルグランド、セレナともに2022年あたりに次期型へ切り替わる時期だから、これに合わせるとすると、新型デリカが登場するのは4年先以降になる。
この間の1年後あたりに現行モデルのプラットフォームをキャリーオーバー(踏襲)したモデルチェンジか、あるいはビッグマイナーチェンジで対応してゆく可能性が高い。
デリカD:5のコンセプトはSUV感覚のミニバンが売りとなっているので、これをさらに磨きをかけた手直しが行われる。得意のクリーンディーゼル改良やPHEV投入で「喝」を入れる可能性もある。
■カローラセダンのフルモデルチェンジは来年って本当??
トヨタカローラハッチバック(今年6月日本発売予定/写真は北米仕様の公式発表写真。セダンも基本的なプラットフォームやフロントマスクは踏襲する)
カローラ店筋によると、
「カローラアクシオ(セダン)、カローラフィールダー(ワゴン)がフルモデルチェンジするのは来秋(2019年秋)と聞いている」
という。現行モデルが最終のマイナーチェンジを受けたのが2017年10月だったから、1年半後の9月か10月あたりと予想される。
カローラといえば、今年(2018年)6月中旬にはハッチバックの「カローラスポーツ」が追加されるので(「オーリス」の実質的後継車)、それまではシリーズ全体が販売で盛り上がることになる。いっぽう来秋頃が一段落状態になり、販売戦略的にはそのタイミングが世代交代にちょうどよい。
次期型カローラアクシオは、先行するハッチバックと同じプラットフォームの「TNGA」が採用される。アクシオが従来通りの全幅1695mmの5ナンバーサイズで、フィールダーはハッチバックと同じ全幅1790mmの3ナンバーサイズが採用されるはず。
アクシオは法人需要や中高年ユーザーが多いことから、取り回しのいい5ナンバーサイズを継続することにしたようだ。パワートレインは基本的には従来モデルを踏襲すると思われる。
■6月登場の次期クラウンはV6エンジン搭載モデルを用意するのか
トヨタクラウン(写真は昨年公表したコンセプト仕様)
次期型クラウンは今年6月25日の発表、発売となる。
従来型のV6エンジンはスポーツバージョンである「アスリート」にNA3.5Lエンジンが搭載されていた。
いっぽう次期型は、NAではなく3.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドが用意される。このほか2.5ハイブリッドと2Lターボは4気筒となり、これは従来モデルと同じである。
これまでクラウンには「マジェスタ」が用意されていたが、こちらがこの2月下旬で生産中止になったので、代わりに新型クラウンに「上級グレード」が用意され、そちらに統合され、引き継がれる。その(マジェスタ改め)上級グレードに、3.5V6ハイブリッドが搭載されるというということだ。
新型クラウンシリーズは従来型に用意されていたアスリートとロイヤルが1本化され、それぞれの呼称は廃止となる。新たなスポーツグレードとして「RS」という呼称が用意され、ノーマルグレードは「G」として、シンプルな構成となる。
グレード構成としては「RS」、「RSアドバンス」、「G」、「S Cパッケージ」、「S」のほか、3.5Lハイブリッドを搭載する「エグゼクティブ」という最上級グレードがトップグレードとして設定される(これがマジェスタの代わりになる)。
マジェスタが統合され、グレード構成がシンプルになったこと、なにより商品力の大幅な向上により、シリーズ全体の販売台数はかなり増加しそうだ。
■新生スープラの日本発売はいつ?
トヨタ新型スープラ(予想CG/ジュネーブショーにてレース仕様を発表)
3月に開催したジュネーブショーでレーシング仕様を世界初公開した新生スープラ。日本市場への発表発売はいつ頃になるか?
取材によるよ、発売は2019年3月あたりが有力である。
車名については、「スープラ」のネーミングは冠する。既報のとおりBMWとの共同開発であり、組み立てもドイツで実施され、日本へ輸入される見通し。
スタイリッシュなロングノーズの2シータースポーツクーペレイアウトを採用する。FR駆動で搭載するパワーユニットはトップグレードが3L直6ターボで最高出力は268kW(360ps)、最大トルク500Nm(51.0kgm)を発揮する。
スープラは歴代、カローラ店の専売だったが、次期型は4系列店の併売になるはず。とはいえ月間多くても500台以内と少数だから、都市部を中心に4系列店から扱い店舗をチョイスし、ここで販売からアフターケアまでを担当する方式が採用されそうだ。
■ホンダの「インサイト」復活は秋? 売れそう??
ホンダ新型インサイト(写真は今年デトロイトショーで公式発表した北米仕様)
ホンダは2017年11月に開催した販売店の経営者向けの新年度における新商品説明会で、
「2018年度の冬にハイブリッド専用セダンを発売する」
と言明した。
これに(今年デトロイトショーで発表したプロトタイプと同じように)「インサイト」の名称を冠するのは明らかにしていないが、おそらく市販バージョも「インサイト」という車名で間違いないと思われる。
ボディシェルはファストバックの5ドアセダンを採用。パワートレインは新開発1.5L直噴エンジンと2モーター&リチウムイオンバッテリーの組み合わせたハイブリッド専用車。
これまでホンダの1.5Lハイブリッドは1モーター&2クラッチ方式であったのが、トヨタ同様2モーターに切り替えている。これによって同クラス最高の低燃費実現を目指す構えである。
価格設定や低燃費のレベルにもよるが、販売店はかなり力を入れており、2018年下半期の販売の柱として考えており、月販5000台規模が目標になる見込みである。
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