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話題沸騰のトヨタ・ヤリスとホンダ・フィットで勢力図一変か。オートスポーツweb的オススメ最新コンパクトカー5選

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話題沸騰のトヨタ・ヤリスとホンダ・フィットで勢力図一変か。オートスポーツweb的オススメ最新コンパクトカー5選

 国産コンパクトカー市場はここ数年、ニッサン・ノートの快進撃が目立っていたが、トヨタから新型ヤリス、ホンダからは4代目フィットが登場するため、勢力図が大きく変わることになるだろう。

 新型ヤリスは名称もプラットフォームもすべてを一新、新型フィットはデザインの方向性をグッと変えて、豊富なバリエーションで勝負をかける。今回はこの新型コンパクトカー2台の魅力を掘り下げながら、ライバル勢のそれぞれの“見せ場”を紹介していこう。愛車選びの参考になれば幸いだ。

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■トヨタ・ヤリス

 2019年10月の東京モーターショーでお披露目された新型ヤリス。シリーズ4代目となる新型は、これまで国内で継承してきた『ヴィッツ』から、海外で使用されてきた『ヤリス』に名称が統一されて登場する。2020年2月10日から一般販売がスタートした。

 先代ヤリス(日本名:ヴィッツ)は、WRC世界ラリー選手権での活躍も相まって欧州での人気も高く、2019年欧州自動車販売台数ランキング(focus2move.comの集計)では全体で15位、日本車ではニッサン・キャシュカイに次ぐ2位の好成績を残している。

 フルモデルチェンジされた新型ヤリスは、トヨタのコンパクトカー向け共通プラットフォームTNGA(GA-B)を採用し、軽量化と高剛性に磨きが掛けられた。

 パワートレインはガソリン車とハイブリッド車が用意され、トヨタのコンパクトカーでは初採用となる電気式4WDシステム『E-Four』も話題になった。

 ガソリン車、ハイブリッド車ともに『X』『G』『Z』の3グレード展開。ガソリン車の1.5リッターモデルには、希少な6速MTも用意されている。

 ボディカラーは、ピンクなど明るい色を含めた12種類が用意されている。安全運転支援システムでは、トヨタ初となる高度駐車支援システムや車や歩行者などの検知対象をさらに拡大させた『Toyota Safety Sense』を搭載。車両価格は139万5000円~249万3000円(税込)だ。

 さらに、2020年1月にはGRヤリスも発表され、“モータースポーツ特化市販車”として注目を集めている。GRヤリスは1.6リッター直列3気筒直噴ターボエンジンにスポーツ4WDシステム『GR-FOUR』の組み合わせとなる。

 GRヤリスは『RZ“ファーストエディション”』が396万円(税込)、冷却スプレー機能付き空冷インタークーラーやBBS製鍛造アルミ ホイールを搭載した『RZ“ハイパフォーマンス・ファーストエディション”』は456万円(税込)の設定。すでに車両予約がスタートしている。

公式サイトhttps://toyota.jp/yaris/

■ホンダ・フィット

 2019年10月の東京モーターショーで初お披露目となった4代目フィットが、2020年2月14日に発表、発売された。

 その外観は先代のユニセックス風なスタイルから、丸顔の柔らかい雰囲気に変身を遂げた。特徴的な三角型のAピラーは、右左折時の死角を低減するために採用されている。衝突時にはボディに荷重が抜けるように安全面に配慮された設計となっている。

 内装では、前席に新開発の『ボディースタビライジングシート』を採用。これはホールド性と座り心地を両立させた構造で、長時間同じ姿勢でも疲れにくく、身体への負担を軽減させるという。

 進化の見どころは、環境性能を引き上げるために2モーターハイブリッドシステム『e:HEV(イー:エイチイーブイ)』がホンダのコンパクトカーに初搭載されたこと。日常シーンのほとんどをモーターで走行するほか、力強い加速力も備えている。

 安全性能においては、ホンダの代名詞であるホンダセンシングを採用。新たに前方を広角に検知するフロントワイドビューカメラと、近距離衝突軽減ブレーキが追加された。

 それに加え、スマートフォンによるリモート操作や緊急サポートセンサーへ連絡されるトラブルサポート、ガードマンを派遣できるHonda ALSOK駆けつけサービスが提供される『Honda Total Care プレミアム』が今回から導入される。

 豊富なグレード展開も新型フィットの魅力。基本タイプの『ベーシック』、ナチュラル系の『ホーム』、カラーコーディネートが特徴的な『ネス』、SUV風に仕立てられた『クロスター』、上級仕様の『リュクス』の5つのタイプを用意。車両価格帯は155万7600円~253万6600円。

公式サイトhttps://www.honda.co.jp/Fit/

■マツダ・マツダ2

 長年デミオの名で親しまれ、2019年に現行型の3代目の登場に合わせて、グローバルブランドに統一されたマツダ2。日本向きのサイズ感と燃費のよさが人気の要因だ。

 マツダ2は外観、内装ともにひとクラス上の上質感にこだわって開発された。外観では流れるようなサイドシルエットの美しさと、精悍なフロントマスクが印象的。内装は黒を基調とした落ち着いた雰囲気に包まれている。

 また、近年主流化しつつあるコネクテッドサービスも『マツダ コネクト』として装備されている。GPS、準天頂衛星システムみちびきなどの衛星システムを使用し、高精度での位置測位を可能にしている。

 安全サポートでは誤発進抑制、夜間歩行者検知機能、車間維持システム『マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール』などが盛り込まれており、国家推奨の自動車安全コンセプト『サポートカーS・ワイド』に該当する。

 また、モータースポーツベース車両にもなる『15MB』には、1.5リッターガソリンエンジンにギア比を最適化した6速スカイアクティブマニュアルが備わる。スポーツ走行を念頭に置いているのにも関わらず、WLTCモード燃費は20.2km/Lを達成している。

 4グレードのガソリンモデル、3グレードのディーゼルモデルのほか、助手席が回転する福祉車両も用意されている。車両価格帯は、157万3000円~266万7500円。

公式サイトhttps://www.mazda.co.jp/cars/mazda2/

■スズキ・スイフト/スイフトスポーツ

 現行型は2017年初旬にデビューした4代目。スポーティ仕様やハイブリッド車が追加されるなど、定期的に改良が重ねられている。2019年11月には、ホワイト2トーンルーフ仕様の特別仕様車も発売された。

 4代目スイフトは、骨格が刷新されて、ハーテクトと呼ばれる新プラットフォームの採用により、軽量化と操縦安定性が向上。エンジンや足まわりも軽量化も合わさり、先代よりも120kgほどダイエットに成功している。

 外観は吊り目に大開口フロントグリルが採用され、上質な雰囲気を醸し出す。内装に目を向けても、ナビゲーションパネルやエアコンユニットが運転席側に傾けられるなど、機能性をしっかりと押さえた運転環境を実現している。

 安全装備は、単眼カメラとレーザーレーダーによる衝突被害低減システムや、ハイビームアシスト機能などを装備。また『セーフティパッケージ』と称した誤発進抑制機能など、豊富な先進技術が満載のメーカーオプションも用意されている。

 エンジン車、ハイブリッド車ともに1.2リッター自然吸気エンジンを搭載。FFと4WD、5速MTとCVTが用意され、『RSt』には1.0リッター直噴ターボエンジンに6速ATが組み合わさる(2WDのみ)。

 スイフトの車両価格は137万5000円~197万7800円、1.4リッターターボエンジンを搭載するスイフトスポーツは6速MTが187万円、6速ATが194万1500円だ。

公式サイトhttps://www.suzuki.co.jp/car/swift/

■ニッサン・ノート/ノート NISMO

 現行で2代目となるニッサン・ノートは、エンジン車とe-POWERという大きく分けて2つの仕様で構成されている。2018年には、年間販売台数で1位を獲得した実績もあり、ここ数年はコンパクトカー界を牽引する働きを見せている。

 ライバルのトヨタ・ヤリス、ホンダ・フィットが相次いで新型に切り替わったこともあり、ノートも新世代へのフルモデルチェンジが近いのでは? と噂されており、その動向から目が離せない。

 現行の2代目は2012年に登場した。デビュー当初は、ガソリンエンジン車のみの設定だったが、2016年のマイナーチェンジでe-POWERが登場、これが起爆剤となり人気に拍車がかかった。

 ボディカラーは2トーン仕様も含めて、全22色と多彩。15インチのアルミホイールが標準装備されるほか、グレードによっては専用のホイールデザインが用意されている。ドアミラーにはターンランプが、フロントフェンダー下部にはフォグランプが付く(グレード別設定)。

 内装は、コンパクトな見た目とは対照的に室内長は2mを超える広さを確保。荷室の収納力も高く、後席を倒すと9インチのゴルフバッグが3個積み込める。

 運転者支援機能は、自分のクルマを頭上から視認できるアラウンドビューモニターを始め、踏み間違い衝突防止アシスト、衝突回避ブレーキなどが搭載されている。

 通常グレードのほかに、モータースポーツ界の雄であるNISMOや、AUTECHによる専用チューニングが施されたモデルや、助手席回転シートや助手席スライドアップシートが採用された福祉向けグレードも用意されている。車両価格は144万7600円~281万2700円。

公式サイトhttps://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html

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みんなのコメント

3件
  • フイツトだろうなぁ。
  • この中ではmazda2の内装とスイフトのスピードブルーカラーが綺麗だ。
    mazda2のHUDがフロントガラスに投映し、オートブレーキホールドのMCをしてくれたら買い。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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