ホンダはイタリアで開催されているEICMA(ミラノショー)2019で、2020年の2輪モータースポーツ活動の参戦体制を発表した。
今回ホンダはEICMAで新型バイク「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」を発表。さらにこのマシンをベースとしてスーパーバイク世界選手権(WSBK)にホンダ・レーシング(HRC)のワークスチーム“Team HRC”として参戦することを明かした。
■「悔いは無い」中上貴晶、2019年シーズンは“悪くはなかった”と評価
同チームのライダーは既にHRCとの契約が公表されていたアルバロ・バウティスタ、そしてレオン・ハスラムの2名体制だ。
またサテライトチームとして「MIE Racing Team」が参戦し、同チームからは全日本ロードレース選手権で今季2位となった高橋巧が世界選手権に挑戦する。高橋は以前からWSBK参戦が噂されてきたが、現実のものとなった格好だ。なお高橋のチームメイトは今後発表されるとのことだ。
ロードレース世界選手権(MotoGP)は今季と布陣は変わらず、レプソル・ホンダ・チームはマルク・マルケスとホルヘ・ロレンソ、サテライトチームはカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)と中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)がそれぞれ残留となった。
なお中上が来季使用するマシンについてだが、今回の発表では4名全員がワークスマシンを使用する、とされている。
Moto2クラスに参戦するIDEMITSU Honda Team Asiaチームはソムキャット・チャントラが継続参戦し、現在アジアロードレース選手権SS600クラスに参戦しているアンディ・ファリド・イズディハールとタッグを組む。
Moto3クラスのHonda Team Asiaは小椋藍が継続参戦し、新たに加入する國井勇輝の2名体制で2020年シーズンを戦う。
またFIM世界耐久選手権(EWC)は、昨シーズンと変わらずジョシュ・フック、フレディ・フォレイ、マイク・ディ・メリオの3名でタイトル獲得に挑む。
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