ダニエル・リカルド(ルノー)は、前任のアドバイザーであるグレン・ビーバスと金銭トラブルに発展していたが、それは既に解決したようだ。
ビーバスはリカルドが2018年限りでレッドブルを離れ、ルノーに移籍するのに一役買った人物とされている。
■ルノー移籍で元アドバイザーと“金銭問題”? リカルド、13億円を請求される
そのトラブルは7月の初め、ビーバスがリカルドに対して1千万ポンド(約13億4600万円)以上の手数料を請求したことから始まった。ビーバス曰く、これはリカルドのルノー移籍にあたって発生したもので、ルノーからのサラリーの20%などが手数料として含まれているという。
これらの手数料が未払いだと主張するビーバスと、それを事実無根だと否定するリカルド。両者の溝は埋まらないまま、法廷での闘争は避けられないかと見られていたが、日本GPのパドックに現れたリカルドは、この問題が解決し、金銭の支払う義務がなくなったことを明かした。
「その問題は終焉を迎えた。全て解決したんだ」とリカルドは語った。
「詳しいことは言えないけど、僕たちふたりは会って話をして、問題に一区切りをつけたんだ。よろしくない方法で解決した訳じゃない」
仮にこれらの問題が法廷に持ち込まれた場合でも、リカルドに代わって弁護士が対応したと考えられるが、リカルドはレース以外の部分に気をとられることがなくなり、安心しているようだ。
「この問題がそれほど重荷だったという訳ではないけど、仮に法廷闘争になれば、この先何年続くのか分からなかった」とリカルドは話した。
「今はチームとして改善したいことがたくさんある。だからこそ、僕はここ(レース)に全神経を集中させたかったんだ」
「その問題がレース活動の妨げにならないと思っていても、いつかそうなってしまう場合がある。だからそれが片付いてとても嬉しいんだ」
「僕たちふたりにとって、これは望んでいた結果だ。だからふたりとも安心しているし、満足している」
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