9月22日に行われた2019年スーパーGT第7戦SUGOの決勝レースを終え、GT300クラスはARTA NSX GT3の高木真一と福住仁嶺が優勝した。そんなふたりが優勝会見に臨み、決勝の戦いを振り返るとともに、勝利の喜びを語った。
ARTA NSX GT3
ニッサンGT-Rで初勝利の平手晃平「水の少ない時に履けるタイヤが功を奏した」/第7戦SUGO GT500優勝会見
高木真一
「予選2番手からのスタートでいいポジションだと思っていました。それに加え、ポールの61号車(SUBARU BRZ R&D SPORT)と後ろの25号車(HOPPY 86 MC)がスリックタイヤを履いてるという情報があり、雨が降ればマージンができると考えていました」
「(序盤は)本当に小雨の状態でコース上もウエットとドライが混在するなど、何が起きてもおかしくない状況だったので、最初の10周から15周は特に左のタイヤを労りながら走行し、かつ4号車(グッドスマイル 初音ミク AMG)とのマージンを見ながらペースを上げたり下げたりして、約10秒くらいの間隔をキープしていました。目標の周回数を過ぎたところからタイヤが最後までなくなるまでフルプッシュして走ったという状況でしたね」
「SPコーナーのところでピットインしてくださいという話だったので入りました。セーフティカーが入る前のタイミングでピットに入れたというところもすごくよかったと思っています」
「(最終戦もてぎに向けて)ここ数年チャンピオンを獲れていないので、もてぎではまた何かがあるんじゃないかと。なので引き締めていきたいと思います。ラインキング2番手が新田(守男)さんというのが僕のなかで一番うれしいですね。おっちゃん同士がんばろうと思います。新田さんも子供みたいな相棒をつれていて仲良くやっていますので、その辺も見てほしいです。ポイント的に有利なので、それを味方にしながら頑張りたいと思います」
福住仁嶺
「この優勝は僕にとってスーパーGTに参戦して初めての優勝なのですごくうれしいです。高木さんがうまくレースを運んでくれて、僕にドライバー交代したときにタイヤを4本交換しました。そのタイミングで雨量が増えてきたので、最初はタイヤを温められず、辛い状況が5周続きました。そのとき、今回はきつい状況なのかなと感じましたが、5周を終えたあとはタイヤが発熱して、ペースを上げることができました」
「ペースを上げてから後ろが離れたので、今回はいけるという雰囲気がありましたが、いざプッシュしようというときに燃費の問題が出てきました。燃料が最後まで足りないかもしれないという話になったので、少し燃費走行をしました。後半から燃費の問題がなくなったのでプッシュして最後までクルマを運ぶことができ、優勝という形で終われました」
「(GT500に引っ掛かったとき)GT500はストレートが速いので抜けないんです。僕もどうしていいかわからない時間だったんですよ。抜いていいのか、でも当たりたくないみたいな感じでした」
「(最終戦もてぎに向けて)GTというカテゴリーはアクシデントなどいろいろなことが起こって順位が大きく変動するレースです。有利な位置ではありますが、少しでも多くポイントを獲るというレースをして、チャンピオンを獲れるように頑張りたいと思います」
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