フランスGPで大躍進を遂げたのは、マクラーレン勢だった。予選ではランド・ノリスが5番グリッド、カルロス・サインツJr.が6番グリッドを獲得。決勝レースでも終始上位を走った。
しかしノリスは残り20周というところでマシンの油圧が低下するトラブルに見舞われてしまう。これによりDRS、ブレーキ、デファレンシャル、パワーステアリングなど、多くのシステムに影響が出てしまった。
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ノリスはこの状況に耐えてチェッカーを目指したが、最終ラップでルノーのダニエル・リカルドに押し出される形となり、10番手でフィニッシュ。リカルドにはペナルティが科せられたため、ノリスの最終順位は9位となった。
マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドル曰く、ノリスの油圧の問題は深刻なものであり、リタイアの危機に瀕していたようだ。これに対処すべく、ドライバーとガレージが懸命になっていたという。
「エンジニアとランドは、生き残るために必要なことをやっていた」
そうザイドル代表は語った。
「彼らはバトルをしながら、素晴らしい仕事をした。ギヤシフト、ブレーキ、パワーステアリングに影響を及ぼしていたからだ」
「残念ながら、最終ラップではもう十分な油圧がなかった。そしてダニエル(リカルド)がDRSを使って迫ってくると、すぐにポジションを諦めなければいけなかった」
ノリスは、次から次へと問題を抱えるアイテムが増えていったため、そんな状況で後ろのマシンと戦うのはどれほど難しかったかを語った。
「ますます悪化していった」
そうノリスは振り返った。
「マシンはドライブするのが難しくなっていて、その後どうなるか、まったく予測できなかった。ブレーキは一貫性がなかった。アップシフトとダウンシフトはひどかったし、パワーステアリングもダメになっていた。それからトラクションとデファレンシャルがおかしくなっていった」
「たくさんの問題を抱えていたから、あまり良い状況ではなかった。最終的には7位を失ってしまったので、苛立つことになった。チームとしては、6位と7位でゴールすべきだった。僕らはそれに値したと思う」
ザイドル代表は、そんな状況に置かれていたにもかかわらず、ノリスがペースを維持して走ったことについて賞賛した。
「もちろん、彼がラジオで声を上げるのは当然のことだ。彼は、我々からの助けを必要としていたんだ」
「彼はまだF1で8戦目だ。そしてそれに対処し、ラップタイムを維持した。若くして彼がそんなことをやって見せたのは、とても印象的なことだったと思う」
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