KTMのヨハン・ザルコは第6戦イタリアGPを19番グリッドからスタートし、途中14番手までポジションを上げた。しかし、終盤にミゲル・オリベイラ(テック3)と比べて1周あたり2秒近くペースを落としてしまい、最終的に最下位の17位フィニッシュとなった。
ザルコは決勝レースでリヤにソフトタイヤを使用した唯一のライダーだった。ただザルコ曰く、ソフトタイヤを選択したことは、他のライダーに接近して走り、彼らと比較してどこが欠けているのかを理解するために重要だったと主張している。
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「レースに向けては、僕はソフトタイヤを使いたかった。そしてコンスタントに走れるように祈っていたけど、終盤は大きな問題を抱えてしまった」と、ザルコは語った。
「僕の願いは序盤を戦えるようにして、ライバルは何を僕より上手くできるのか、そうでないのかを理解することだった」
「たとえ終盤に苦戦して、遅く走ってレースを終えることになったとしても、いくつかの情報を手に入れられた」
「レース序盤に、他のライダーと戦えるといった類の喜びを手にしたいと思っていた。それは重要なことなんだ」
ザルコはKTMのマシンにより合致するように、自身のライディングスタイルの変更を試みているが、以前と同じ限界があると述べた。
「また別の厳しい週末だった。僕らは多くのことに苦しんでいていることは理解している。僕の(ライディング)スタイルだと本当に上手くいかないから、マシンに新しい物が投入されるのを待つ必要があるんだ」
「それが分かっているから、僕はライディングスタイルを変えようとしている。ただ、(ライディングスタイルを)変えてもなお、僕は以前と同じ限界があるんだ」
「ここから僕らは学ぶ。そして初めて最後尾でゴールしたけれど、初めてというのは誰にでもあるものだ」
また、ザルコはチームメイトのポル・エスパルガロがフランスGPで6位フィニッシュを果たした後に、それを再現しようとしていたが彼は“多くを学ぶ事はできなかった”という。
「ル・マンの分析をした後、僕らは調整面で少し行き詰まっていた。それで、いくつかの部分をポルのようにKTMの方向性に合わせて、それに適応しようとしたんだ」
「週末を通して合わせ込もうとして、いくつかは良いか良い点があった。でも、レースでのように難しいところもあった」
「繰り返すけど、情報が必要なんだ。ただ、そこからあまり多くを得られていないというのは、本当に問題だね」
Additional reporting by Gerald Dirnbeck
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