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スポーツ 2019.3.5

元F1ドライバーが参議院議員選挙に出馬表明。山本左近は、何をしようとしているのか

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 先日、鈴鹿サーキットで行われた「モースポフェス2019 SUZUKA~モータースポーツファン感謝デー~」。その会場内にひとりの元F1ドライバーの姿があった。山本左近である。

 山本は2006年ドイツGPで、スーパーアグリからF1デビュー。その後スパイカー、HRTを渡り歩き、フル参戦した年はないものの合計21レースを戦った。2015年のロンドンePrixではアムリン・アグリのマシンを駆ってフォーミュラEにも参戦した。

    ■東京都がフォーミュラE開催に向け調査へ。他自治体の計画も推進中?

 レースの表舞台を退いた後は、医療介護に従事。そして今年行われる参議院議員選挙に立候補することを表明している。

 山本は公約として医療関係の複数の政策案を掲げているが、それと同時にモータースポーツについても言及している。これについて尋ねると、山本は次のように説明した。

「日本は世界を見渡しても、F1やMotoGP、WECと、様々な国際レースを開催しているという珍しいくらいの国です。そして、これからはWRCも開催しようとしています。これだけモータースポーツイベントが盛り上がっている国というのは珍しいことで、これを継続させるということをしていかなければいけないと思います」

 そう山本は語る。

「そして、新しいレースといえばフォーミュラEもあります。フォーミュラEはロンドンやパリ、ベルリン、モナコというヨーロッパの大都市で開催され、アメリカではニューヨークでやっています。しかし日本で開催できていないというのは実にもったいないです」

「その状況を変えるには、市街地でレースができるように法律を変えなきゃいけません」

「僕のメッセージとしては、(公道で)レースをするための法律を変えて行きましょうということです。そして、モータースポーツを文化としてもっと盛り上げていくために、より広く、より皆さんにアクセスしてもらいやすい場所で、多くの人たちに見てもらいたという想いがあります」

 2015年、自民党のモータースポーツ振興議員連盟が中心になって、「自動車モータースポーツの振興に関する法律」案がまとめられた。しかし、現時点ではまだ国会には提出されるには至っていない。しかしこの法案には、公道レースの実現に関することも記載されており、法律として成立すれば、公道コースを舞台に行われるフォーミュラEの実現に一歩近づくことになる。

 山本はこの法案の成立にも従事したいと考えている。

「法案については、(自民党の)モータースポーツ議連の中でも話し合われているということも聞いています。古屋(圭司/自民党衆議院議員・モータースポーツ議連会長)先生にもご指導いただきながら、もし当選することができたら一緒にやっていきましょうということを話しています」

 最近では大阪市長がF1を開催したいとの希望を発信し、東京都もフォーミュラE誘致に向けた調査を開始しようとしている。これらを実現させる上でも、国と各自治体との連携が重要になってくる。

「実際に(公道レースを)開催するとなった場合、自治体がすごく重要になってくると思います。でも今のままでは、自治体が開催しようと思ったとしても、開催できません。そのためにも国の法律を変えるということが第一。その後、開催する自治体との連携を取りながら、やっていくのが大事だと思います」

 山本は最後に次のように語って締めくくった。

「しっかりと、モータースポーツファンの皆さんの期待にも応えられるように、頑張っていきたいと思います」

 海外では、元F1ドライバーが国会議員になった例もある。しかし、もし山本左近が参議院議員に選出されれば、日本では初めての元F1ドライバーの国会議員誕生ということになる。

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(motorsport.com 日本版 田中健一)

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