2月下旬、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットでMotoGP2019年シーズン開幕前最後のオフィシャルテストが実施された。3月8日からは同サーキットで開幕戦カタールGPが行われる予定だ。
同テスト3日間総合タイムにおいて、バレンティーノ・ロッシは5番手タイムを記録。これはチームメイトのマーベリック・ビニャーレスから約0.5秒遅れのタイムだった。また、ロッシはロングランのペースでもビニャーレスに遅れを取っていた。
だが、ヤマハのオフシーズンはポジティブなものだったとチームマネージャーのマッシモ・メレガリはmotorsport.comに語っている。彼はロッシがビニャーレスと共にトップグループを走ることができるとも予想している。
「ロッシは最速だった訳でも、ラップタイムが凄く良い訳でもなかった。だが、私は心配していない。これまでの経験を考えれば日曜の決勝レースで、彼がトップグループにいると分かるんだ」
「ともかく、ビニャーレスの新型マシンへのフィードバックは、ロッシと同じだった。ただ、ロッシは最高速について不満を漏らしていた。これは私たちのマシンの欠点ではある」
「ヤマハは常にライダーの意向に従うようにしている。ビニャーレスが現在のパッケージに満足していて、ロッシは別の方向を気に入っているなら、ヤマハはロッシが快適に感じられるように解決策を見つけようとするだろう」
「ロッシのフィードバックは常に建設的だ。今日がレースだったならロッシがトップグループを走ることに賭けたいね」
「ヤマハのMotoGPチームには、オフシーズンの間に大きな変化があった。日本の磐田(ヤマハ本社)では新たなプロジェクトリーダーに鷲見崇宏氏を据え、YZR-M1の開発に関してヨーロッパ側により責任と権限を任せている」
メレガリによると、鷲見のプロジェクトリーダー着任は、既にヤマハのピットボックス内にポジティブな影響をもたらしているという。
「我々が新たなプロジェクトリーダーについて聞いたとき、チーム内の作業方法は今までと変わらないと思っていた」
「しかしそうはならなかった。鷲見はチーム、そして日本のファクトリーの両方に新たな取り組み方を導入したんだ。彼がリーダーに就任してからライダーと技術者のコミュニケーションはより良くなった」
「我々のバイクの弱点を明確にして、認め、情報を分析することで、鷲見は全く新しいマシンをデザインする必要は無いと結論づけた。致命的な部分を改善することで、M1のポテンシャルを最大化しようとしているんだ」
「彼がライダーに提案していた全てが本当に歓迎されていた。コーナリングを改善し、より早く加速できるようにする、そうした方向にね」
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