オーストリアの飲料メーカーのレッドブルは、テック3をMotoGPにおけるF1のトロロッソのようにしたいと語っている。
テック3は昨シーズン限りでヤマハとの契約を終了し、今シーズンからKTMのサテライトチームとなった。更に、タイトルスポンサーとしてレッドブルと契約を結んでいる。また、チーム発表の場で明かされたテック3のカラーリングは、F1でトロロッソが使用している青と銀で包まれたものだった。
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今シーズン、KTMのファクトリーチームにはヨハン・ザルコが加入。一方、テック3には昨シーズンMoto2クラスのランキング2位のミゲル・オリベイラを起用。継続して参戦するハフィス・シャーリンと共に、KTMとの最初のシーズンを戦うことになる。
こうしたテック3との新たな提携はMoto2にも及んでいる。Moto2に参戦中のレッドブル・KTM・テック3は今シーズン、マルコ・ベッツェッキとフィリップ・エッテルが乗るマシンをKTM製へ変更することを発表した。
KTM本社で行われた発表会において、レッドブル・モータースポーツマネージャーのトーマス・ウベラルは、テック3とトロロッソのマシンカラーリングが似ていることについて、“偶然の一致ではない”と示唆している。
ウラベルはF1でトロロッソのドライバーがレッドブル・レーシングへ昇格するのと同様に、テック3からKTMのファクトリーチームへライダーがステップアップしてくることを望んでいると加えた。
「MotoGPクラスにふたつのチームを持てて本当に嬉しい」
トーマスはそう話す。
「我々は既にひとつのチームを持っていた。昨シーズン最終戦バレンシアGPでは表彰台を争うようなチームをね」
「そして今、我々にはレッドブル・ルーキーズカップやMoto3、Moto2のような、下位カテゴリから来たライダーを育てることができるふたつ目のチームがある」
「ステップアップしてきたライダーは、最高峰クラスでの最初の一歩をファクトリーチームよりも少ないプレッシャーの中で踏み出せる。これは本当に我々がやりたかった事だ」
「我々は既に4輪(F1)では成功を収めている。そして、現在MotoGPでもほぼ同じことをしている」
「これが将来の成功……最高峰クラスでの早期のチャンピオン獲得を保証するものであることを願っている」
また、KTMのCEOであるステファン・シエラは、難しい過去2シーズンを経て、MotoGP参戦3年目である今シーズンの目標を年間ランキングトップ10入りだと設定しているようだ。
昨シーズン、ポル・エスパルガロは負傷により4戦欠場したにもかかわらず、ランキング14位でシーズンを終えている。
エスパルガロが最終戦バレンシアGPで獲得した3位表彰台により、KTMがアプリリアに2年連続でマニュファクチャラーズランキングで上回り、4位を確実にした。
「これは5年間のプログラムだ。最終的には表彰台(に登る所を)みたいがね」
シエラはそう語っている。
「今シーズンは年間ランキングで一桁の順位に入りたい。これは現実的だと考えている」
「我々はまだビギナーだ。欠けている経験やデータを収集していく必要がある」
なお、ザルコとエスパルガロは2月6日~8日に実施されたセパンテストでは17番手と18番手タイムとなっている。また、開幕前最後のプレシーズンテストである、カタールテストが2月23日~25日に予定されている。
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