富士スピードウェイで行われた『NISMO FESTIVAL 2018』で、集まったファンにニスモの片桐隆夫社長が挨拶し、来年はGT500で雪辱を果たすべく、全ての要素を見直していくことを明かした。
今シーズン、スーパーGT(GT500クラス)で日産勢は苦戦を強いられた。第2戦富士で#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が優勝を飾った他、第6戦SUGOでは#12 カルソニックIMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)が3位表彰台を獲得する活躍を見せた。
■日産・ニスモの新たな歴史の1ページ。『NISMO FESTIVAL 2018』が閉幕
しかし、日産勢が今季表彰台に上がったのは、この2回のみ。それ以外のレースでも予選でポールポジションを獲得したり、決勝でトップ争いに加わるシーンはあった。しかし、いずれも結果が残らずチームランキングでは23号車ニスモの8位が最高位。ライバルのホンダ、レクサス勢に先行を許す結果となった。
シーズン終了後の恒例イベントとなっているNISMO FESTIVALに登場した片桐社長は、フィナーレで昨年の雪辱を果たすことができなかったとファンに挨拶した。
「ちょうど1年前、この場で『とにかく来年は雪辱を果たします。そして、ここで皆さんと喜びを分かち合いたい』とお話をさせていただきました。しかし、それが叶わず……本当に申し訳ございませんでした。我々も進化したつもりでおりましたが、ライバルの進化の方が遥かに勝っていたというのが実態でした」
そう語った片桐社長は、来年リベンジを果たすべく、全ての要素を見直し、聖域のようなものも設けずに挽回を目指していくことを明らかにした。
「しかし、このまま終わるわけにはいきません。今はクルマやタイヤといったハード面のみならず、戦略といったソフト面も全て見直していきます。(来年の開幕まで)時間は限られておりますが、できることを全てやって、聖域を設けずに、とにかく雪辱を晴らしたいと思っております」
「こういう苦しくて崖っぷちの時には、とにかく皆さまの熱い声援が我々の力になります。我々は本当に(今は)力が必要です。頑張りますので、ぜひ引き続き応援をよろしくお願いします」
改めてファンに対して来年の挽回を誓った片桐社長。そのコメントにもあった通り、水面下ではすでに来年に向けての動きが始まっている模様だ。特にドライバーラインアップに関しても全面的な見直しを行なっているようで、場合によっては布陣を総入れ替えする可能性があるのではないかという噂も聞こえてきた。さらに他メーカーや海外からも新しいドライバーが入ってくるという情報もある。
マシンやエンジンのパフォーマンス向上も含めて、来季の日産勢がどう巻き返してくるのか、今から楽しみである。
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