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強力になったホンダエンジンを使う、来季のレッドブルは脅威かも……メルセデス代表が警戒感

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強力になったホンダエンジンを使う、来季のレッドブルは脅威かも……メルセデス代表が警戒感

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、来季から空力に関するレギュレーションが変更されることを受け、勢力図が一新される可能性があると指摘している。

 2019年シーズンから、F1は空力に関するレギュレーションが変更されることとなっている。これにより、フロントウイングは200mm幅広になり、前後の長さも25mm延長される。その一方で現在よりもシンプルなデザインになる予定だ。これらの変更の結果、今よりもオーバーテイクしやすいマシンにすることが目指されている。また、ブレーキダクトのデザインも、よりシンプルなモノに置き換えられる予定だ。

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 この2019年シーズンのレギュレーションは、今年の7月に承認された。しかし、規則の抜け穴を埋めるため、F1チームとの間で議論が行われてきた。

 メルセデスのウルフ代表は、この空力規則の変更が、F1の勢力図を変える可能性があると考えている。

「最大の影響は、空力面の規則が全く新しくなることだと思う」

 2019年シーズンについて尋ねられたウルフ代表は、そう語った。

「それは、すべてのことを上下逆さまにしてしまうことになりかねない。誰かが抜け穴や革新的な技術を見つけたり、あるいは他のチームよりも早く、うまく活用する方法を理解するかもしれない」

「来季はとても大きな規則変更があり、今は全く意識していないチームがそこに上がってくる可能性すらある」

 そうウルフ代表は語る。

 2014年に現行のV6ターボエンジン+エネルギー回生システムの”パワーユニット”規則が施行されて以来、メルセデスは圧倒的な強さを誇ってきた。この間、メルセデスは実に72勝。対するフェラーリは13勝、レッドブルは11勝に過ぎない。

 パワーユニット規則実施以降、レッドブルは一貫してルノーのパワーユニットを使ってきた。しかし来季からはホンダに切り替えることとなっており、チームはホンダが提供するパッケージに強く信頼している。

 レッドブルが安定して高いパフォーマンスを誇るシャシーを生み出しているのは、広く知られている。そのシャシーと新しいホンダのパワーユニットにより、来季からはメルセデスやフェラーリと互角に渡り合えることを期待しているのだ。

 レッドブルが2019年の脅威になると考えているかと尋ねられたウルフ代表は「そうかもしれない」と語った。

「決まった形にはならないというのを、我々は見てきた。サーキットを支配するのは、ひとつのチームだけではないんだ」 

「状況は変わった。それにホンダエンジンは、今では非常にパワフルに見える。そして、レッドブルは優れたグループだ」

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