2018年9月15~16日にスポーツランドSUGOで行われたスーパーGT第6戦で起きたGT300クラスに関するトピックスをお届けする。
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スーパーGT:大不振くぐり抜けたBRZの“紙一重”。「不安はゼロじゃなかった」
■初導入のGT300予選組分けは賛否両論
SUGOラウンドで初めて、GT300の予選Q1でグループ分けがなされた。コースが短いSUGOにおいて、28台がエントリーするGT300ではクリアラップが取り難いためだ。
Q1は14台ずつ、チームランキングで奇数順位をA組、偶数順位をB組とし、各組の上位7台がQ2に進出する。これは試しの運用であり、今回の結果を受けて来季導入の判断材料にするという。その試みは、おおむね好評だった。
しかし、組み分けがマイナスに作用したチームもあった。たとえば、B組8番手だったUPGARAGE 86 MCの中山友貴のタイムは、A組なら4番手になるタイム。もちろん、A組とB組でコンディションは異なり、中山自身はQ1落ちに納得していたが、ウエイトハンデで最重量となる第6戦、しかも重量感度が大きく影響するSUGOでは軽いクルマが有利になる。
チームランキングでは完走周回数でのポイント加点もあり、その組み分けには異論の声も聞こえていた。また、「うまいドライバーならちゃんとクリアラップを取れるから、あまり関係ない。トラフィック処理もドライバーの仕事」という声も多数あった。
■Modulo NSX大津が見せたオーバーテイクショーの裏側
セーフティカー明けの残り7周、Modulo KENWOOD NSX GT3の大津弘樹が驚愕の追い上げを見せる。リスタート時は10番手にいたが、最後は3番手を争っていたグッドスマイル 初音ミク AMGとマネパ ランボルギーニGT3とともに、3ワイドでチェッカーを受けた。3位の初音ミクとは0.057秒差、マネパを0.008秒でかわしての4位だった。
大津は56周目、GT500を先に行かせるために最終コーナーで道を譲り、タイヤカスを拾ってコースアウトしていた。道上龍によると、そのときの無線で大津はパニック状態にあり、何を言っているのか分からず「落ち着け」と伝えたという。
その効果があったのだろう。残り7周で超スプリントレースとなった際、追い上げられたのは「まわりが熱くなるなかで、冷静になって隙をつけた。NSX GT3はストレートが速いから、そこを活かした」と大津。
F3時代、スタート直後の混戦を得意としていたこともあり自信もあったという。そして何より、新チームとして最高位となる4位フィニッシュは、大津だけでなくチームにとっても今後の自負につながる一戦となった。
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