今季限りでMotoGPを引退することが決まっているダニ・ペドロサが、来季からKTMのテストチームに加わる可能性が高まっているようだ。
7月のドイツGPを前に、MotoGPからの引退を発表したペドロサ。彼の後任には、ドゥカティからホルヘ・ロレンソが移籍してくることになっている。
KTM、ペドロサのテストライダー起用を熱望。本人は”決断急ぐ必要ない”
ペドロサは2001年に125ccクラスで世界選手権デビューを果たして以降、ずっとホンダのバイクに乗ってきた。2006年にMotoGPに昇格して以後も、レプソル・ホンダに所属。ホンダ一筋のまま、MotoGP引退を迎えることになった。
ホンダは、彼をテストライダーとして起用することに前向きな姿勢だったが、KTMも同様にテストライダー就任を打診していると明かしていた。
KTMのチームマネージャーであるマイク・ライトナーは、かつてペドロサのチーフメカニックを務めており、ペドロサの起用を熱望。また、KTMのタイトルスポンサーであるレッドブルも、ペドロサとのコラボレーションを継続する機会を伺っていたという。
最終的にペドロサとKTMは契約に合意したとみられており、KTMテストチームのうち、数人のメンバーにはペドロサの合流が近いと知らされているようだ。
KTMのレギュラーテストライダーを務め、今季もワイルドカードしてMotoGPに参戦していたミカ・カリオはドイツGPで負傷、年内はランディ・ド・プニエが彼に代わってテストを担当するが、そこにペドロサも加わり2人体制でテストが進められるとみられる。
ドゥカティのテストライダーであるミケーレ・ピッロや、来季アプリリアのテストライダーに就任することが発表されたブラッドリー・スミス(現KTM)とは異なり、ペドロサはワイルドカード参戦することはなく、KTMのバイクRC16の開発に集中する予定とのことだ。
2006年のMotoGP昇格以降毎シーズン1勝は挙げてきたペドロサだが、現在ランキング11位で表彰台獲得もなしと苦しいシーズンを送っており、今年がMotoGPキャリアの中で最低のシーズンとなるのはほぼ間違いない。
ペドロサはサンマリノGPで、ライダーコーチを務めていたセテ・ジベルナウが今後ペドロサに帯同することはないと認めた。
「僕は今シーズンで(MotoGPキャリアを)終える予定だし、彼には子どももいる。チャンピオンシップもこんな状態だから、それで問題ない」と、彼は説明している。
それでも今季はあと8レース残っており、ペドロサも最高峰クラスでの通算勝利数を32に伸ばしたいと考えている。
「コーナーで良いスピードを得るために、もっと良いセッティングが必要だ。それは僕が毎週末探しているものだ」
「僕たちは適切なバランスを見つけることができていないようだ。それは、より効果的なライディングをするために必要なものだ」
「僕にとって、現時点でトラックはそれほど問題じゃない。バイクのセッティングが問題なんだ」
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