Mスポーツのセバスチャン・オジェは、昨年のラリー・フィンランドを制したトヨタのクルマは今年も手強く、今週末行われるラリー・フィンランドではベンチマークになる存在だと述べた。
昨年のラリー・フィンランドでは、トヨタのルーキーであるエサペッカ・ラッピが優勝を飾った。オジェは、今年のラリー・フィンランドではトヨタがより力をつけてくるだろうと予想している。
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現在、オジェはタイトル争いのライバルであるティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)を27ポイント差で追いかけている。オジェがランキングトップ以外の順位でシーズンを折り返したのは、この6年間で今年が初めてのことだ。
「トヨタがフィンランドでたくさんテストを行っていたことも、このような路面で彼らのクルマが非常に強いということも僕らは知っている。彼らは今週末のベンチマークになるだろう」とオジェはmotorsport.comに話した。
「だけどクルマだけではなく、彼らにはふたりのフィンランド人ドライバー(ヤリ-マティ・ラトバラとラッピ)とオット(タナク)がいる。彼らは皆速いクルマを愛している」
「昨年僕たちは彼らの速さを見ているし、今年は彼らのうちのひとりを倒す良いチャンスがあると思っている」
また彼のチームメイトであるエルフィン・エバンスは、オジェの意見に同意した。
「昨年はトヨタを捉えることができなかった。今年はどれくらい彼らに追いついたのか、見てみなければならない。でもトヨタには非常に手強い3人がいる。僕は優勝を狙ってフィンランドに向かうし、それこそ僕らがやらなければならないことだ」
「僕はフィンランドのラリーが大好きだ。ひとりのドライバーとして、カレンダーの中でもベストなラリーだと思う。雰囲気に関しては、ウェールズ(エバンスの地元)は僕にとっていつも特別なものだ。でもドライビングのスリルについては、ここでのジャンプや広い道などに敵う場所はないだろう」
またオジェはタイトル争いについて「もちろん、優勝というのは僕にとって最高の結果だ。でも僕とティエリーのバトルは、もっと重要なものだ」と語った。
ランキングの3位にはタナクがつけている。彼は今年、2003年のラリー・フィンランドで優勝したマルコ・マルティンに次ぐエストニア人の優勝を狙っている。
タナクはmotorsport.comに対し、次のように話した。
「オジェは何が好きなのか、どんなファイターであるのかを僕たちは知っている。いつもと同じように、接戦になるだろう」
「このラリーに向けて、気分は良い。僕らはエストニアでラリーをしてきて、クルマの感触は良かった。サスペンションに関しては興味深い進歩を遂げているし、僕たちは準備が整っている」
「フィンランド人にとってなじみ深い場所で彼らに勝つというのは素晴らしいものだろう。でも簡単にはいかないし、今年は4台のマシンに(優勝の)良いチャンスがあるだろう」
「フィンランド人だけじゃない。セバスチャンにもチャンスはあるし、昨年ここで表彰台に乗ったエルフィンは速かった。このラリーは常に重要な戦いであるけれど、フィンランドで彼ら(フィンランド人ドライバー)を難しい状況に追いやるのは素晴らしいことだろうね」
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