ルノーは、来週のドイツGPで大型の空力アップデートを投入する。彼らによれば、このアップデートは、来季のマシン開発にシフトチェンジする前に行う最後の大型アップデートだという。
イギリスGPでニコ・ヒュルケンベルグが6位に入賞したことで、ルノーはコンストラクターズランキングにおいて中団チームの最上位を確保した。しかしライバルチームのひとつであるハースが最新のフェラーリ製パワーユニットを搭載し、カナダGPで空力アップデートを投入して以降、ルノーはレースペース面でハースとの争いに苦戦している。
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ルノーのシャシーテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、最新のアップデートがマシンの改善に繋がることを期待しており、特に中速、高速コーナーでの挙動改善に力を注いでいると話した。
「ノーズコーンのエリアと、フラップのエリアで少し異なるアップデートになるだろう」
「その特徴もわずかに異なる。コーナーの進入と、中速か高速コーナーでのバイアス(方向性)も少し変わることになる」
「我々にとっては興味深いテストだ。マシンのパフォーマンスが向上することを期待してる。だがよくあることだが、フロントウイングの特性を変えた時は、それをテストするまでは正確にはわからない」
またチェスターは、今回のフロントウイングのアップデートは、2019年に導入される新しい空力レギュレーションに合わせた開発にスイッチする前に行う”おそらく”最後の大型アップデートになると示唆した。
「その理由は、リードタイム(製品を作る際に、企画から生産の開始までにかかる時間)を確保するためだ」
「我々は風洞で別のフロントウイングを作りたかった。そこまでにそれを開発し、デザインに時間を割いて、制作する。だがそれには大変時間がかかってしまうだろう」
「おそらく、これにはいくらか変更を加えることが必要になる。だがまた別の新しいフロントウイングを投入するのではなく、微調整をすることになる」
シルバーストンではヒュルケンベルグが6位に入賞した一方、チームメイトのカルロス・サインツJr.は、終盤に他車との接触によりコースアウトを喫し、リタイアに終わった。サインツJr.は、このアップデートの目的はただハースに反撃することではなく、メルセデスやフェラーリ、レッドブルといったチームとのギャップを縮めることだと述べた。
「僕たちがいくつか新しいものを投入することで、ハースにもっと近づけるはずだ。でも最終的には、トップ3チームが僕たちのターゲットだ」
「ハースには驚いている。だけどルノーの目標は上位チームに近づくことだ。レッドブルやフェラーリなどとの差を縮めたい」
またヒュルケンベルグは、ポール・リカールやレッドブルリンク、シルバーストンなどと比べて、ホッケンハイムやハンガロリンクといった低速の部類となるサーキットはルノーのマシンにより適しているはずだと考えており、ハースに対するアドバンテージを伸ばすことができるはずだと話した。
「僕らには申し分ないパッケージがある」
「まだ使用していないものがあるので、それらを今後の数レースで投入していくだろう。それにこの後のレースでは、彼ら(ハース)よりも僕たちに適したトラックがある」
「今後のレース(ドイツ、ハンガリー)のサーキットは、僕たちのマシンにとってはぴったりの場所だろう」
「スタッフもたくさんいる。全体的には、より良い、より強いチームになっていると思う。僕らはそれをはっきりと証明し、仕事をしなければならない」
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