マクラーレンはマネジメント体制が危機に瀕しているなか、チームの競争力の復活に注力するために、2019年のインディカーシリーズへのエントリーは見送ることになるようだ。
今季、不振にあえぐマクラーレンは、イギリスGP直前にレーシングディレクターのエリック・ブーリエが退任したことを発表。チームの低迷を打破するため新たに組織改編を行い、ジル・ド・フェランが新設されたスポーティングディレクターのポジションに就くことも決定している。
マクラーレンF1、新スポーティングディレクター、ジル・ド・フェランの役割を説明
マクラーレンは昨年、アンドレッティ・オートスポートと連携してフェルナンド・アロンソをインディ500に参戦させたが、2019年は他チームとの提携のもと、インディカーへのフルシーズン参戦が可能かどうかを調査していた。
しかしながら、ドイツのAuto Motor und Sportによると、マクラーレンの株主であるマンスール・オジェと、シェイク・モハメド・ビン・イサ・アル・カリファは、チームはF1事業の安定に集中すべきとして、インディカー参戦プランを無期限に保留したという。
マクラーレンCEOのザック・ブラウンは、それでもフェルナンド・アロンソが来年のインディ500での“三冠達成”に邁進することは可能だとしている。
「来年フェルナンドがどうするかについては、いくつか選択肢がある」とブラウンは述べた。
「彼は三冠達成を強く望んでおり、我々としてもそれを彼と実現したいと思っている。今のところ来年についての議論はしていないが、不可能なことは何もない」
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