ルノーのカルロス・サインツJr.は、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは予選で見せる”小さなトリック”を学んでいる最中だと語る。
ヒュルケンベルグは今季のF1開幕3戦を7位、6位、6位という好成績で終えた。一方、チームメイトのサインツJr.は10位、11位、9位という成績である。サインツJr.の成績も、トップ3チームが抜けている現状を考えれば上等と言って差し支えないだろう。しかし、ヒュルケンベルグと比較すれば、差をつけられていると言わざるをえない。
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しかも予選順位を見てみると、全3レースでヒュルケンベルグがサインツJr.の成績を上回っている。
「確かに、ニコは予選でとても速いんだ」
サインツJr.はそう語る。
「彼はこれまでもずっとそうだったと思う。そしておそらく、このクルマではさらにその傾向が強まっている。彼はこのクルマをよく理解しているんだ」
「僕が昨年このチームに加わった時から、それを見ることができた。彼は予選でマシンをとても速く走らせるための、小さな”トリック”を持っている。僕はまだそれを探しているところだ」
「メルボルンのQ2では、僕は彼よりも0.5秒速かったんだ。でも他の2レースでは、僕は少し遅れていた。だから、心配することはないと思う」
またサインツJr.は、ヒュルケンベルグがより速くなると考えていると語る。
「彼はこのクルマを1年経験している。それが、彼が今のポジションにたどり着くのを助けている。そして昨年のレースは、クルマが変化にどのように反応したか、そしてドライビングスタイルをどうするかなどを理解する上で、力になっている」
「彼はまことに速い男だし、その上経験も豊富ときている。彼がコースを走っている時、そしてマシンに乗っている時を見れば、それがよく分かる」
「僕はまだF1に来て4年目だが、同時に多くのことをマシンから学んでいる。そして、少しずつ追いついている」
「今年は21戦ある。そしてそのうち3レースが終わっただけだ。そのうち1戦では、僕の方が速かった。だから心配それほどしていない」
サインツJr.はバーレーンでは苦しんだことは認めつつも、順位ほどは悪くなかったと主張する。そしてその後の中国GPで一歩前進することができたと語った。
「僕は中国で、バーレーンの時よりもニコに近づけているように感じた」
「オーストラリアでは速いクルマになっていたと思う。でも、正直に言ってバーレーンではかなり遅かった。僕らはその理由を理解しようとしている。連戦というスケジュールの中でそれは難しかった」
「中国では、予選ではわずか数分の1秒の差だったが、決勝では少し遅れが拡大してしまった」
「でも、僕はとても満足している。パフォーマンスを引き出すためのドライブについて、僕はまだ学習しているところだし、マシンにはまだ100%満足できていない。しかし、そういうことも少しずつ得ることができるだろう」
ルノーの今季マシンR.S.18は、中国GPで確かに速さを発揮し、トップ3チームに次ぐ位置にあった。サインツJr.もこの事実に勇気付けられていると語るが、その一方でタイヤのデグラデーション(性能劣化)に懸念があることも認めている。
「特に予選では、僕らはとても良いと感じる。でも全てのレースで、タイヤのデグラデーションに苦しめられた。それは理解する必要があることだ。なぜなら僕らは、レースでは予選ほどの競争力がないからだ」
「中国では、セーフティカーがなければ、2台揃って入賞するのは難しかっただろう。なぜなら、大きなデグラデーションがあったからだ」
「予選では良いのに、決勝ではあまり良くない理由を調査し、改善を続ける必要がある」
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