マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、今シーズンのマシン『MCL33』は当初の目標をすでに達成しており、今後はそのターゲットを変更する必要があると話した。
マクラーレンは今年からルノー製PU(パワーユニット)を使用し、競争力を取り戻すことを望んでいた。
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しかし今年のマシンMCL33では目標としていた上位争いがこれまでできておらず、今週末の中国GPの予選でもフェルナンド・アロンソが13番手、ストフェル・バンドーンが14番手だった。
ブーリエは、MCL33は今年のパフォーマンス目標を達成しており、チームの立てた目標は十分に意欲的なものではなかったと考えていると話した。
「マシンは目標を達成できている。つまり、当初立てた目標は十分なものではなかったということだ」
「我々が何を成し遂げなければならないのかということを考えて、ターゲットを修正する必要がある」
また彼は、ホンダPUを使用していた3年間(2015~2017年)の間にマクラーレンの抱える根本的な問題が隠されていたということもなく、マシンはPUの変化にも良い反応を示していると主張した。
「マシンのバランスはとても良い。ドライバーに話を聞けば、彼らがマシンバランスに満足しているのがわかるだろう」
「マシンのセットアップにどんなものを施そうと、(マシンは)それに応じた反応を示すだろう。マシンには不快さもなく、デザインの面でも同様だ」
「今はただ、コーナーやストレート上でマシンをより速くしなければならない」
マクラーレンはルノーやレッドブルと同じPUを使用しているが、ブーリエによれば、彼らをベンチマークとして捉えるということは、どこにも隠れる場所がないということを意味するという。
「我々はルノーとレッドブルと同じエンジンを使用しているが、我々は彼らの背後にいる。どこにも隠れる場所はないし、事実以上のことは何もない」
「なぜ(中国GPの)予選で遅かったのか、なぜレースの方がペースが良いのか、そしてなぜ他のルノーPU使用チームより後ろにいるのか、その原因を突き止めなければならない」
「バーレーンでもいくつか質問を受けたが、まだ議論中だ。我々にはそれに取り組む必要があり、今後もそうしていくつもりだ」
中国GPの予選でスリップストリームを使用するという戦略を採ったということは、根本的なエアロの効率に問題を抱えているのかと尋ねると、ブーリエはこう答えた。
「間違いなくそれも問題のひとつだ。トップスピードも欠けているし、(スピードトラップでは)我々が最下位だ。しかし問題はこれだけではない」
マクラーレンは来月のスペインGPでアップデートの投入を計画しており、今はチームにとって難しい時期だと彼は話した。
「難しい状況だ。もちろん今日(土曜日)の結果には満足していない。(アップデートの計画を進めているので、それが他チームとのギャップを埋めるための助けになることを願っている」
「もちろんチームの全員が、このような状況になることを望んでいなかった。だがステップアップを果たすこと、トップ3チームに追いつくことは簡単なことではない」
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